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2017年11月29日18:46

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11/12 (日)鍋島公園/吟行会での俳句

冬枯れや悩む心も掃いて捨て
石蕗の花人をもてなす花一輪
黄葉が舞って子供の声響く
冬晴れに幼き声が届く空
葉も知らず樹上に浮いて冬桜
神無月煙草の煙祈りつつ
枯れ草を踏んで子供の声を聞く
人知れず陰を照らして花八手 にゃんきち

青空を避けてひっそり石蕗の花
緑なくほろほろと咲く冬桜
冬うらら半袖の子ら駆けまわる
青空に黄落映える散歩道
枯葉踏む音も楽しき日曜日
まだ落ちぬ踏ん張る枯葉風に揺れ
我が心水藻に絡む落葉かな  こまねこ

赤き実を空に捧げて冬木かな
恩寵に遊べる蜂や帰り花
恩寵とは光のことよ冬うらら
幼子や落ち葉すくいて空に投げ
小径脇風に遊べる落葉美し
今といふ時をたたえて冬の池
黄落や太陽の色吸ひ込める   橙

落葉踏み跳び立つ鳥の赤い目よ
赤い実の重みに耐える冬木かな
鳥啼いて冬晴れの空澄みわたり tyama

ざくざくと欅落葉を選りて踏む
児の鳥の声吸い込んで冬の雲
高きより散りつくしたるもみじかな
弁慶の立往生や枯あじさい   のり子

日向ぼこ弾む児の声背ナに受
散り紅葉水草の池をひとり占む
石蕗の花人待ち顔の風情して
一本松小春の池に影を伸ぶ
帰り花備前鍋島懐かしく    加川

落葉畳毎日毎日張り替えん
鉄錆を吹きつけらるる枯紫陽花
銀杏紅葉シャンパンの泡空昇る
枯紫陽花弁慶仁王立ちの如
冬うらら鳩のみ忙し昼の園
踏みしめど未だ落葉はひび割れぬ
冬桜魔法の杖の先光る      サンダル

落葉畳地面敷きつめ静寂かな
水車小屋かざす黄落ひよの翔つ
冬紅葉朱を極めんと命終を
枯葉一葉天使のごとく降臨す
日当たればもみぢ綺麗なす池の端
鳩翔つや千鳥掛けなる苑小春
復活の返り花とふ命かな    霧海先生

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★12月の句会は12/2(土)  13:30 事務所集合です。
●兼題は「都鳥、みやこどり、ゆりかもめ」と「霜柱」の二題です。
●3〜7句つくってきてください。
●参加費は千円です。
※参加する方のみ12/1(金)までにメールください。
※参加された方は句会後に自分の俳句を必ずお送りください。
皆様のご参加お待ちしております。

★1月の新年句会は1/7(日) 13:30 事務所集合です。
兼題は「初売・売初(うりぞめ)」「餅花・繭玉」の二題です。
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