RETURN TO THIRD MOVEMENT! Vol.1 仙台 Rensa

さ「ひさしぶりじゃないか」

（客を見る）
さ「じっと見てやる」

さ「今回のツアー、昔の曲をやるからひさびさに来たって人いますか？・・・ふざけんなよてめえ（笑）おじさんには興味ないか。明るくなったオレや、白髪のシンちゃんには興味がないか。目をつぶればギリギリいけますよ。リターントゥーザサードムーブメントツアー人気あるらしいじゃないか。それじゃあ、最後まで仲良く楽しい時間にしよう。よろしくね」

さ「このピロウズのロゴはどうですか？予算の都合で一個しか作れなかったから最終日のゼップに合わせた大きさになっている。９６年のストレンジカメレオンでできたロゴ。いつもは剣（つるぎ）の幕でごまかしているんだけど、今回のツアーはこれだろうって。これを見ると当時すごいオアシスが好きだったってことがわかるよな。でもここが斜めになっているからパクリじゃないって」

さ「２０年前の曲だけど、間違いなくオレたちが作ったんだ。誰がやるってオレたちがやるしかないだろう」

客「ピロウズ最高！」
さ「ボクをもっと褒めて」
（掛け声がかかる）
（得意気なさわおさん）

さ「２０代の山中さわおが不憫でなあ」

さ「次やる曲はスーサイドダイビングです。タイトルにスーサイド、自殺って入ってる曲を。スーサイドダイビング」

さ「以上がプリーズミスターロストマンでした。次はリトルバスターズからハローウェルカムバブルタウンハッピーズー、イン、スタン、ト、ショウ！」

さ「次はリトルバスターズというアルバムをリリースしたときにリリースツアーを当然回ったんだけど、難しくてツアーの途中でメニューから外した曲を。みんなたぶんライブではじめて聴くんじゃないのかな？ザットハウス」

さ「次は５０手前にした男が歌うのってどうなの？って曲を大声で歌います。パトリシア」

さ「ベース、有江嘉典です。」
有「ありがとうございます。今日新幹線で仙台に来て、ここまではタクシーでシンイチロウさんと来たのですが、タクシーの運転手がすごい話しかけてくるんですよ。仙台いいところでしょう。明日には雪が降るから今夜楽しんだほうがいいですよって。僕たちのことを観光客だと思っている。明日札幌行くんです。って言ったら、寒いでしょう？大変だって言われました。いや、寒いのが自慢じゃなかったのかって」
さ「よくタクシーの運転手に話しかけられるよねえ」
有「そうですね。今夜楽しんだら良いと言われたので、今日のライブ楽しみたいと思います」

さ「ドラム、佐藤シンイチロウです」
シン「タクシーの運転手に話しかけられました」
有「うん、そこ左で。とか言ってましたよね」
さ「シンちゃんも雰囲気を乱さないようにするんだね。だってよくその場が凍りつくようなみんなが思っていたけど言わないでいたようなことを言うじゃない」
シン「そうですね。今日は空気を読みました。懐かしい曲が多くて、当時ツアーでなぞなぞを出していたことを思い出しました。有江くんわかるかな？仙台に車は何台？」
有「うわー、それボク傷つきますね。仙台に車は千台」
シン「いやー、１００万台くらいあるんじゃない？当時はなぞなぞを出していたのですが、今は普通のロックバンドみたいにやってます。最後までよろしく」

さ「ギター、真鍋吉明です」
P「懐かしい曲が多くて、プロなのに家で立って練習しました。足の感覚とかが大事なのでね。ライブ中に曲に入り込まないようにしていたのに入り込んでしまいました。いろいろ思い入れがあるのでね。今日新しい機材が来るので一時間前にみんなより早く会場入りしようと思って一人で会場に行きました」
さ「スマホを買ったからナビでわかる」
P「レンサに着いたのですがエレベーターに乗って、１階から８階までしか行かなくて着いたのが駐車場でした。そこでピロウズファンに会って、Pちゃんですか？と言われました。レンサに行くのにこっちのエレベーターでレンサに行く？と訊いて、行きますよ。と言われたので乗ったのですが、今度は６階の献血ルームに行きました。騙された。いつか復讐してやるからな。結局マネージャーに電話して迎えに来てもらいました」

客「いいライブだったよー」
さ「そりゃ結構な額のチケット代を取ってるんだから当然ですよ」

さ「ひさしぶりに仙台ソールドアウトしたらしいじゃないか。毎回このツアーでやればいいんですかね？新曲も作らない。なんならリハーサルもしない」

さ「この年でラブソングとか歌うのが恥ずかしいってのがあるけど小田和正さん７０代なのな。♪時を越えて。とか歌ってる。小田さん昔から老けてるからなあ．あんまり言うとまずい。小田さんとオレを比較するやつはいないだろうけどな」

さ「アンコールサンキュー。リトルバスターズ、プリーズミスターロストマンから全曲聴いてもらったんですが、次は新曲です。『ぼくのともだち』というタイトルで、ボクの少年時代から青春時代を過ごした北海道の小樽市銭函という、ライジングサンから近いっちゃ近いところでのロックが好きなボクの親友のために書いた曲です」

さ「最後に東京に出てきてピロウズというバンドを作ってからできた友だちの曲を。チェリー」

さ「ありがとう。みんないい時間だったな。オレはなんか今日うまく歌えた。リターントゥーザサードムーブメントを毎年やれば毎年チケットソールドアウトするわけじゃないんですよね。でもこのシリーズボリューム２まで決まっています。ボリューム３はやるかわからない。やるとしても新しいアルバムのツアーもあるし。アニバーサリーイヤーも来るから。新曲もどんどん書いています。昨日も変てこな、どうってことのない曲を書いたんだけど、これをスタジオに持っていって４人でやると、かっこいい曲になるんだ。リトルバスターズとプリーズミスターロストマンを出したころは、つらい曲をやってたんだけど、思うような立ち位置にいられないことへのいら立ちがあって、それが変わっていくんじゃないかっていう予感がしてたんだよ。でもすぐに生活が変わるわけじゃないから。この後の地獄のような暗い歌を書き続けるんだけど、いつもこのMCどうやって締めてたんだっけ？そうだ、今回、アナログ盤出したんだよ。オレはアナログ盤にこだわりはなくて、スタッフに言われたからじゃあ出すか、って感じなんだけど、実物を見たらテンションが上がってな。プレイヤー買っちゃおうかってぐらい。オレの世代はギリギリなんだよ。シンちゃん、Pちゃんの世代はアナログ盤だったんだけど、俺が前やってたコインロッカーベイビーズはどっちにする？って言って、じゃあCDって感じだったんだよ。ポスターもYokoちゃん、ぱんだ、宮本くん、啓示くんのやつ見たらテンション上がったなあ。今日もトリップダンサーとか、ブルースドライブモンスターとか、ハイブリッドレインボウとか、普段ライブでよくやる曲もこのツアーでやると別な感慨があって、今よりは理解者が少なかったから、ボクの音楽に価値があると思ってくれるキミたちがいてうれしいよ」

（客出しはアナモ二）

（掛け声がかかる）
さ「これがあと５分続きます。でも相撲はどうなってんだ？ビール瓶で殴ったのか。リモコンで殴ったのか。って話になっていて、協会で貴乃花も問題になっている」
P「キャストが多い」
さ「オレの後輩が説教中に携帯見たらビール瓶で殴ってるよ。オレはロック界の日馬富士だ。（シンイチロウさんを指差す）高ノ岩だ」
シン「しばらく隠れています。明日のライブは代役を立ててください」
さ「ワイドショーでしか相撲を知らないんだけど朝の３時４５分に相撲の再放送をやっていて、それを見たんだけど今はゆるくなったけどNHKって、タワーレコードでインストアイベントがあります、って言ってもタワーレコードって企業名を宣伝するような発言はダメで、黄色に赤い文字が書かれた袋のCD屋って言わなきゃいけない。あと、トリップダンサーのフリスビーのときに、フリスビーって商標名らしいんだよな。フライングディスクって言わなきゃいけない。フライングディスクってなんだよ。伝わんねえよって。で、相撲を見ていて紫のチョコチョコ動いている人の背中に紀文って書いてあって、それが何度も映るんだけどそれは紀文って商標名だけどいいのか？」
P「視界ならいい。あと、協賛企業が回るときテレビでは音を絞っている」
さ「あと相撲取りって相撲取りっぽい名前をつけるじゃないか。ナントカ山とか、ナントカ海とか。１人、遠藤ってのがいて、あれは・・・」
P「あれは学生相撲上がりだといるんですよ。あと冨蘭志壽（ふらんしす）ってのがいて、漢字で冨蘭志壽って」
さ「それはどこの国の人？」
P「フィリピンですよ」
さ「フィリピン？フィリピンでフランシスっているのか？」
P「あと竜虎川上（りゅうこかわかみ）ってのがいて、竜と虎って書いて。本名が川上竜虎って言って、ひっくり返しただけなんですよ」
さ「Pちゃんの四股名は？ギタリストじゃなかったら相撲取りになりたかったんでしょ」
P「四股名かあ。なににしようか。琴眞鍋（ことまなべ）って相撲取りがいるんだよね。応援してたけど、負け越しちゃった」
さ「ピイはどう？ピイは？ピーイングって。Yuming風に」
シン「（相撲の行事風に）ひがああしいいい。ぴいいいちゃあああんん！」
P「でも遠藤人気ですよ。きれいな力士で」
シン「ご婦人に人気がある」
さ「あの大体が太ってて、顔がでかくで、なんだって思うよな」

さ「ひさしぶりにライブに来た人ありがとう。２０年分の物販買って帰れよ」

さ「それじゃあ最後にこのツアーにある意味ふさわしい曲をやって帰ろう」（→アバウト）



SE ストンピンホイール

ストーカー
トリップ

ムーンマイン
彼女は今日
ドントクライ

アイスピック
カメレオン
スワンキー

スーサイド
ロストマン

ズー
ブルドラ
アナモニ
ワンライフ

ザットハウス
ブラックシープ
ノーウェア

パトリシア
ライカラブ
ハイブリ
リトバス

アンコ
ともだち
チェリー

ダブル
アバウト


　感想
楽しかったあ。MCも多くてレポ書きがいがあった。
相撲ネタはよくわからないので、ググって調べて書いたよ
どの曲もよかったなあ。
どのライブも特別だけど、今回のツアーは特に貴重なライブを見ているなあ、と思ったよ
今日のレポはskさんに手伝ってもらいました。ありがとうございます