mixiユーザー(id:2279985)

2017年11月21日19:24

662 view

SONG TO SOUL #125 My Sharona

フォト



ナックと言えば『マイ・シャローナ』しか聴いた事がなかったので、数年前に地元の中古レコード市にてナックのデビューアルバムCDを見つけた時はすかさず購入した。
『マイ・シャローナ』以外の様々な曲も含められているのだけど、う〜ん…やはり『マイ・シャローナ』の存在がずば抜けて印象が強すぎたか(^^;

『GET THE KNACK』
オリジナル1979年リリース、製作期間11日間、制作費$18,000の奇跡の1枚。


*SONG TO SOUL #125 My Sharona
http://www.bs-tbs.co.jp/songtosoul/onair/onair_125.html
(BS-TBS)



放送内容

ロサンゼルス出身のバンド、ザ・ナックが1979年にリリースしたファーストアルバムからシングル・カットされた「マイ・シャローナ」はキャッチーなロック・ソング。
世界中で400万枚以上ものセールスを誇る大ヒットシングルとなった。

ザ・ナックはイギリスで大成功を収めたプロデューサー、マイク・チャップマンをプロデューサーに迎えキャピトル・レコードからデビュー。
「ビートルズの再来」とプロモーションされた。

「マイ・シャローナ」は実在の人物をもとに書かれた曲。
今でも映画やテレビ番組など様々なシーンで使われ、世代を超えて親しまれている。



11/19にBS-TBSにて放映された『SONG TO SOUL』では、のちに世界的な一発屋と知られてるザ・ナックの名曲『マイ・シャローナ』にスポットが当たった。
1979年に発売された、ザ・ナックのセカンドシングル『マイ・シャローナ』はビルボードホット100で5週連続1位の大ヒットとなったのだが、その後はヒット曲を出せず世界的に一発屋と言う地位に至ってしまう。
番組では『ザ・ナック』の誕生、そして名曲『マイ・シャローナ』が生まれた経緯のみに絞っていた。

番組では当時のアメリカでの音楽業界の背景も紹介されており、当時はディスコミュージックが、イギリスではパンクムーブメントがあった事により、『ザ・ナック』のシンプルなサウンドはかえって注目を浴びる事となった訳だが、その次の一手がやはり彼らの中で生み出される事はなかったのだと伺える。


『ビートルズの再来』云々のコピーは、番組では多くは語られる事はなかったが、ビートルズの印象を含められた事に語られるケースも多いし、また本人たちも少なからずそれを意識していたコメントも何度か出ていた。
メンバーの2人(ボーカルのダグ・ファイガーは2010年に死去した事を初めて知った)はビートルズ以外にストーンズやザ・フーの名前が出てくる等、2台のギターとベースとドラムのアンサンブルが彼らの創作の源であった事は間違いなかった。
ナックが契約したキャピトルレコードのスター発掘戦略だったのかなぁと感じたり。
まぁ、アルバムがリリースされたのがキャピトルレコードなのだから、アルバムジャケからして『ミート・ザ・ビートルズ』っぽいノリも感じさせていた。

まぁ、ビートルズの再来と言うコピーが彼らの活動を阻害されてしまった結果のように写って見ていたのである。


フォト



『マイ・シャローナ』でのリフは、リードギターであるバートン・アヴェールがナックに加わる前に作ったものであり、そしてボーカルのダグ・ファイガーは当時17歳のシャローナというファンの少女に一目惚れし、彼女のことを考えるうちに曲のイメージが浮かんだ事で、2人はそこから曲を構成し共作した。

Gコードを主体としたベースラインはのちに多くのミュージシャンに影響を及ぼした事も特記される事だった。

キャピトルレコードでは『GET THE KNACK』からのセカンドシングルとして『マイ・シャローナ』をリリース、シングルのスリーブはザ・ナックのジャケ写を手に持ち、白いタンクトップを着ていたシャローナ本人が写っていると言う、ダグ・ファイガーにとっては最高な演出だったはず(^^;






*The Knack - My Sharona
https://www.youtube.com/watch?v=bbr60I0u2Ng


1979年と言う年はアメリカの音楽業界は不況を向かえていたと伝わる。
この年に音楽制作をしていたクリストファー・クロスはデビューを1年遅らせていた事をどこかで知ったのだが、1979年と言う年に華々しくデビューをし、また大ヒット曲を送り込んだナックのメンバーは、需要と供給がマッチした当時のタイミングが良かったのであろう。
ただ、先にも書いたがビートルズの再来と言うコピーが彼らのその後の活動を阻害されてしまったと思わずにいられなかった。

(おわり)
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する