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2017年11月19日23:43

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オケ練のあと金の梯子

本日はオケ練でした
くるみ割り、2ndクラリネットは2分割(じゅ。は2アシ)、
1stクラリネットの人(プロ)の人の花のワルツが上手すぎて卒倒しました

オケ練のあとは演奏会の梯子です。

梯子その1

○ル スコアール管弦楽団第43回演奏会のお知らせ
開演:2017年11月19日(日)14:00
会場:すみだトリフォニーホール 大ホール
曲目:マーラー/交響曲第3番
メゾソプラノ:三宮美穂
合唱:フレーベル少年合唱団、武蔵野合唱団
管弦楽:ル スコアール管弦楽団
指揮:松岡 究

本日はトロンボーンのゑふげに様のご招待です(たぶん)
ゑふげに様があの独奏でなかったのですね・・・

冒頭から集中度が高く、とにかく手に汗を握る第1楽章(不穏な意味でなく)。とにかく独奏のトロンボーンが素晴らしいの一言です。木管も全員すばらしい奮闘ぶり。小太鼓が表も裏も良かったです。ブラームスへのオマージュとされるホルンの斉奏も安心して聴くことができました。第2・3楽章は木管がますます冴えわたっています。じゅ。の家の近所に鳥がすごく囀る木があるんですが、そんな感じでしかも破綻がない。まさに冴えた先鋭な諧謔感。第4楽章のメゾソプラノの人は初めて聴く人でしたがなかなか良い歌唱で発音もよく、個人の趣味かも知れませんが人間よ!の語尾のch!が殊更強調されすぎずに適度な収斂でした ビム!ハム!の少年合唱も健気に元気でよく、またメゾソプラノの泣きたいのです!と合唱のあなたは泣きそうになっている!のあたりの掛け合いも良い。
しかしここまではそれでも割と普通と言えば普通なんですが、終曲の冒頭でなぜか急に涙ぐんでしまった。理由はよくわからない。弦楽器の後ろ髪を引くような純粋な表現に打たれたのかもしれません。とにかく大団円までずっと涙が切れずに鼻から喉に来てあとで風邪薬を飲んで抑えました。

梯子その2

○ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団日本ツアー
開演:2017年 11月19日(日)18:00
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
曲目:
ハイドン/チェロ協奏曲第1番
マーラー/交響曲第4番
チェロ:タチアナ・ヴァシリエヴァ
ソプラノ:マリン・ビストレム
指揮者:ダニエレ・ガッティ

お金をケチりまして舞台の真左後ろよりの席。

ハイドン/チェロ協奏曲第1番
ハイドン的なマーラーの交響曲の前にほんとにハイドンを配した興味深いプログラム。
概数6-5-4-3-2くらいの極小弦編成で臨んでいましたが、なんとなく音色が枯れていてハイドンぽいパパさ加減(温かみ)にやや欠けていたのが惜しい。通常に近いモダン編成でよかったのではないか。ソロもオケも技量は確かなので。
奏者アンコールはバッハの無伴奏の第1曲プレリュード。

マーラー/交響曲第4番
とにかく上手。しかも冒頭から音が潤いの雫に包まれたような幸福感が横溢。ほんの少しだけルバートのかかった楽句の締めもほどよい潤いを感じさせる。それでいて第2楽章の諧謔も暖かくくるんで背景に隠すような感じ。先ほど聴いた第3番の諧謔が表に出る先鋭な感じだったのに対してこの諧謔は陰に回って姿を見せない。3番からずいぶん大人になった感じ。大人になった感じは第3楽章の熟れた雫がこぼれるような温かさでますます溢れている。第4楽章のソプラノは急遽変更になった人で、音域がメゾソプラノに近い感じがしましたが、大人の雰囲気というのにピッタリ。子供の内容でも大人のしかも女性が歌わなければいけない箇所ですからね。そんなで大人びたのは良かったですが少し低すぎる気もしたのですが、歌唱のかなめのウルズラのところは集中の絶唱が聴けました。あそこに熱量をすべて持って行っていたかもしれません。
こちらの配置は対抗配置(ハイドンも同じ)、前観たコンセルトヘボウの映画と同じく向かって右クラリネット左ファゴット。

ということで、マーラーの3番と4番を同日に聴いて想ったのは、3番と4番の間でマーラーが急に大人びたこと。いったい何があったんでしょうね?
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