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2017年11月19日09:06

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よろよろ日記329「切り替え」

AC/DC創設者マルコム・ヤングさん死去 弟も悲しみ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=14&from=diary&id=4865763

「ショックだなあ、、、」
「いつかこうなることは予想してたけど、、、早すぎるよ」
「うまく気持ちを切り替えられそうかい?」
「俺は無理だ」
「どうして?」
「実はAC/DCを切り替えるインバーターを買う金が無いんだ」

7年前の記録を再掲しておこう

上野から高崎線でさいたま新都心までは約20分あまりの距離である。アリーナの開場は4時。グッズを買うために少し早めに会場に着くように上野発を3時の便に予定していたが、日暮里の買い出しも早目にすんだようなので2時40分すぎの便に乗るべくホームで落ち合った。ぎりぎりにホームに駆け込んできた二人を見ると両手に大きな紙袋。いったいなにを買うたんや!聞くと来年の成人式に着る着物や帯などを17000円で買ったという。安!とにかく荷物だらけの女たちをひきつれていよいよアリーナ入りである。同じ目的のそれらしき人も乗っているようだった。改札を出るとまだ開場1時間前にもかかわらずファンが大勢集まっている。デビルホーンをつけた若者、AC/DCのTシャツを着た外人さん、そんな中におよそ場違いな田舎者3人が紛れ込むのである。おや今すれ違ったマント姿の日の丸鉢巻の人は?あの噂のきよっさん?!と思いつつとにかく大量の荷物をどうにかしたいと思い必死でコインロッカーをさがす。が表示も見当たらなければ場所も見つからない。あちこち探したが埒があかないので二人をベンチに残して再び改札近くまで戻る。すると真正面の総合案内所みたいな場所に手書きのロッカー設置場所の案内札が掛っている。そうやろな、たぶんロッカーを探してる人からロッカーの場所を何回も聞かれたんやろ、、、そんならもっとわかりやすい表示板を最初から作っとかんかい!!って話だ。

とりあえず場所がわかったのであわてて荷物の収納に向かう。わかりづらい場所のためかロッカーはたくさん空きがあった。大きめのロッカーに荷物をしまう似非ロッカー3人である。ふたたび広場に戻るとグッズ売り場に大勢の人だかり。あわてて最後尾に並ぶ。約半時間くらい並んでテントまで到着し適当にTシャツ2枚とピンバッジ2袋を1万円で購入した。Tシャツを買った娘はさっそくそれに着替えるという。さすがに気合いや行動が若い。無事グッズも手に入れたので少し腹ごしらえをと思ってローソンに入る。こちらも大勢がレジに列を作っていたがなんとかおにぎりとサンドウイッチを購入。通路のスロープに腰かけてぱくつく。いよいよ開場時間も迫ってきた。

4時10分くらいになったのでゲート入口に向かう。途中ロージー人形を抱えたきよっさん(ブログを紹介させていただいた熱狂的なAC/DCファン)に再び出会う。ここで出会えたのも何かの縁。無理やり挨拶を交わし写真を撮らせてもらう。笑顔が素敵な好男子、もちろんその精神や生き方の素晴らしさは彼のブログですでに確認済みである。礼を言い握手を交わしてアリーナに入る。席は5階の末席なので結構歩いてやがて指定ゲートに到着した。すると係員から空席があるので「4階席にご案内します」という声がかかり4階席のチケットを渡された。ラッキー!手渡された番号はなかなか良い席であった。距離は遠いがステージの真正面、アリーナ全体もよく見える。これで6000円なら十分なお値打ちである。まだ時間が早いせいか3割~4割の入りであるがあちこちでデビルホーンが点滅して雰囲気は最高。入れ込みの音楽も渋いブルースがかかって彼らのブルースに対する敬意のようなものが伝わってくる。ブルースのオーソリティーであるブギーさんやK5さんが隣に居れば、だれのなんという曲かはすぐに教えてくれただろうに。

開演が近付いて2階席を除いてほぼ客席が埋まった。すぐ前にはにぎやかな外人さんたちのグループ10人ほどが陣取る。すると中のひとりがいきなり嫁に向かって「hells bell?なんたらかんたら?」と聞いてきた。あかんて!あかんよ!その人英語が理解できまへん!!代わりに自分が応答してみたが果たして合ってたのかどうか?夫婦そろっての冷や汗ものである。やがて場内が暗転し開演のアナウンスが流れる。おいおい!とうとう始まるぜ!!もう期待値は最高潮である。巨大なさいたまアリーナの座席が急に揺れだす。おう!さすが、AC/DC!盛り上がり方が違うぜ!イエ〜イ!!(数時間後この揺れは地震のせいであることが判明した)

大きな歓声が上がってステージの画面にアニメーションが映し出される。卑猥で楽しいショートムービーである。http://www.youtube.com/watch?v=yYUZWdWyr30&feature=related歓声や拍手がやまない。エンディングと同時に爆発音と煙が上がってAC/DCの登場だ。自分も右腕を突き上げて彼らの登場を祝福する。アリーナ席が揺れている。前の外人さんたちもウイスキーの小瓶を回し飲みしながら立ったまま体を揺すっている。邪魔やねん!けど楽しいから許す!アンガスのリードギターがうねる。マルコムのエッジの利いたリズムギターが弾ける。娘はベースのクリフが気に入ったという。ドラムのフィルは咥えたばこがよく似合う。ブライアンの声が会場に放射されて館内は興奮と熱狂の渦である(なんちゅう陳腐な表現やねん!ゆんさんとAC/DCに申し訳ないがな)次から次に繰り出されるロックンロール、ブルース、ブギーナンバー、興奮の蒸気機関車はますますボルテージを上げながら突き進む。ステージと花道を縦横無尽に駆け回り鮮烈無比、豪華絢爛のリフを刻みながら時々は右指を突き出して客席を煽り立てるようなアンガスお得意のいつものしぐさに客席もますますヒートアップ。ブライアンの高音ボーカルに呼応するように客席からもサビの歓声が上がる。自分も負けずに精一杯体を揺すりながら声を張り上げ両手を突き上げていた。すぐ前の外人は全開でエアーギター状態。アリーナ席は大きなうねりとなって全体が揺れている。デビルホーンの点滅がきれいだ。ベルにぶら下がるブライアン、蒸気機関車にまたがる巨大なロージー人形、のたうちながらギターをかき鳴らす鬼神アンガス!それを支えるマルコム、クリフ、フィルのリズム隊!かっちょいい!!!小銭をかき集めてさいたままでやってきた甲斐があったぜ!!ありがとう!AC/DC!!!!!!!
最後はTNT・whole lotta rosie・let there be rockと怒涛の〆!アンコールにhighwaytohellとwe salute youで決めてくれました!http://www.youtube.com/watch?v=r4r4GtjbXVc&feature=relatedやったぜ!you are the rock!!AC/DC!!と大声をあげたら前の外人さんが振り返って失笑!!ええやんか!!ライブ無事終了!大満足!!!  「よかったなあ!」こんな陳腐な言葉しか出てこない。ほんとに空前絶後の?いいライブだった、


ロッカーから荷物を出し人ごみに交じって駅まで歩く。大混雑かと思っていたら意外や意外、普通に乗れた。赤羽までは10分くらい。重い荷物を手分けして持ち帰る。ホテルは赤羽駅に隣接したJR系のメッツ赤羽。こじんまりしたたたずまいながらシモンズ製の寝具が寝心地よさそうだったので帰りの便利さと合わせてここを予約してあった。チェックインを済ませフロントで段ボールをもらい部屋にあがってから荷物を宅急便で送る段取りをすませる。ずっしりと重い荷物となったが重量は制限以内ということでフロントに預けることができた。さあ打ち上げの夜食である。駅前に「塚田農場」という宮崎産の地鶏を扱う居酒屋でトリ三昧を予定している。のれんをくぐって地下に降りると元気な声で迎えてくれる。ホールはねぶたのハネトのような格好をした女の子が5〜6人で接客にあたっている。トリの鍋と焼き物、肉おにぎりなどを注文して今夜のライブの打ち上げが終了。珍しい料理をおいしく堪能。女性陣はドーナツを買い込んでからホテルに戻った。(つづく)

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