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2017年11月19日00:23

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[シャンソン訳詞] 「パリの空の下」(Sous le Ciel de Paris)

1.
パリの空の下、唄は流れる mm…
その唄は今日、ひとりの少年の心の中で生まれた
パリの空の下、恋人たちが歩いて行く mm…
彼らをしあわせにする、その唄のカケラが

ベルシー橋の下、ひとりの哲学者が坐っている
2人のミュージシャン、何人かの野次馬、そこに人だかりができて…

パリの空の下、夜まで唄おうというわけ mm…
唄うのは讃歌、この古い都に惚れ込んだ庶民の讃歌だ

[Torio]
ノートル・ダムのあたりでは
ちょいちょい何かおっぱじまりそうになる
だけどそこはやっぱりパナム (パリの俗称)
まあるくおさまり申すでござるよ
幾筋か光が夏の空から射し、ひとりの水夫がアコーディオンを …。 すると
希望が花と開く            パリの空に。

2.
パリの空の下、河は流れる、楽しげに mm…
そこでは夜になると乞食たちルンペンたちが眠る

(語り・ヴァイオリン間奏)
パリへ 神の手による鳥たちが (mm…) 世界中からおしゃべりをしに集まってくる

でもパリの空は、自分だけの秘密を持っている。それはね、
二千年も前から彼は、我等がサン・ルイ島に恋しているんだ

彼女 (サン・ルイ島) が 彼 (パリの空) に 微笑む時は、彼は青い服を着る (青空になる)
雨がパリに降る時、それは彼 (パリの空) が 彼女に冷たくされたから

[Coda]
ときにはひどく、彼 (パリの空) は やきもちをやく
サン・ルイ島でうようよアベック達みんながしあわせそうにしていると mm…
僕たちの上でゴロゴロやるんだ、ものすごい稲光も

[転調]
でも、パリの空は、そういつまでもいじわるをしない mm…
ごめんよ、いじわるをしてごめんよ、と、そのおわびに虹をかけてくれるんだ



Paroles de Jean André Dréjac
Musique de Hubert Glaud

訳詞 : ひでき (1994)



[注釈]

・2番のBメロから唐突に、「パリの空」が恋もする人のような存在としての描写が始まります。この変わり身が、個人的にクライマックスです。



[楽曲「パリの空の下」との関わり]

「シャンソン歌手としての」 ひんでん さん は、「詩人の魂」及び「パリの空の下」と共に、始まったのです。
(あの頃はまだ「ひんでん さん」という活動名は定着していなかった、そんな古い時代のお話し。)
初お目見得コンサートが 1994/09/09 Fri の「Manda-la2」のことでしたが、
その夜の 2曲目が、「パリの空の下」だったのです。
あと、お寺の地下で行われたジャズ・コンサートでも、「パリの空の下」を歌っています。



[ひんでん さん の場合の、演奏の定番]

1.
全篇、2度上げ (key of Em ⇒ F#m)。
楽器編成は、ボーカル、ピアノ伴奏 + バイオリン
2.
二番の「Aダッシュ」の部分は歌わず、ポエトリーリーディング。
歌詞の「Sous le ciel de Paris …」は「A Paris !! …」に差し替え (勝手に)。
(上掲の訳も、その差し替えの版で、訳しています。)
(メロディはバイオリンが担当します。)



[日本語詞について]

この楽曲の場合は、ひんでん さん、原語 (フランス語) で、歌唱します。
既存の日本語詞に「これは」というものがないためです。

フォト


[次回の、シャンソン 案内]

今回ご紹介申し上げた、この、「パリの空の下」も、上演される日。
コレ !!
 ↓ 
フォト

11/24 金曜。
「ひんでん さん の、おフランス講座」!!
 
きっと楽しいので、来て来て来て。
 
本格的なシャンソン (ピアノ弾き語り)

お笑い「フランス語発音講座」。
 ↓ 
@西荻ジジアナベル「20 minutes」なるイベントに出ます。
http://hinden.at.webry.info/201710/article_18.html

場内の皆様方を巻き込んでその場で混声4部合唱を完成させたり、音楽の「まじない」を掛けたり、
といったようなの
「も、含めて」

ステージを、
という、お店のママさんからのオファーです。

at
カフェバー [Zizi Anabelle] (Live & Art)
フォト

http://www.ziziannabelle.com/access.html

JR西荻窪駅 南口より徒歩1分。
アーケードを抜けた右手にあるビル。
『牛角』さんの二階。

東京都杉並区松庵3-38-14 尾崎ダイヤビル2F-A
TEL: 03-6768-4040
ziziannabelle@gmail.com



[今回の、「パリの空の下」、演奏上の特徴]

全篇、ピアノ弾き語りです。
この楽曲の全篇を、「ピアノ弾き語りで」、お届けするのは初めてです。
上述の、「[ひんでん さん の場合の、演奏の定番]」と同じ調子にはゆかない、てところが今回の挑戦の部分となります。(とりあえず key of Em でお届けするかな今回は (2度上げるの、なし)。スキル上のハードルゆえに (あたくし本来ピアノの人じゃない…)。)
あと、「二番Aダッシュ」の部分の語り、どうしよう。ピアノ弾きながらでは難しそうです。



[関連する過去日記]

「場内の皆様方を巻き込んでその場で混声4部合唱を完成させたり、音楽の「まじない」を掛けたり、…」
http://hinden.at.webry.info/201710/article_13.html

[ひんでん さん の、シャンソン歌手 としての 側面。]
http://hinden.at.webry.info/201711/article_17.html

[[シャンソン訳詞] 「詩人の魂」(L'Ame des poetes)]
http://hinden.at.webry.info/201711/article_18.html

[[シャンソン訳詞] 「パリの空の下」(Sous le Ciel de Paris)]
http://hinden.at.webry.info/201711/article_19.html

[[シャンソン訳詞] 「詩人が死んだ時」(Quand il est mort le poete)]
http://hinden.at.webry.info/201711/article_20.html

[シャンソン「メケメケ」の訳詞、ひんでん 版 (ちょい 明石家さんま 風)。]
http://hinden.at.webry.info/201309/article_26.html





シャンソン名曲大事典
EMIミュージック・ジャパン
1990-10-26
オムニバス
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