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2017年11月17日23:00

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微客日記〜電波系の微客様〜

久々の微客日記です。
あっ、知らない方のために一応説明しておきますが、微客とは“微妙なお客様”の略で、mixi上で俺が使ってる造語です。

昨日の夜19時過ぎ、俺が文芸書コーナーのフェアを入れ替えていた時、店内の中央付近、エッセイ本コーナー辺りで“ドーン!”という大きな音がしました。

何だろう?と思い、背伸びをして本棚の上からエッセイ本コーナーを覗いてみると、何度かご来店された事の有る(ご購入された事は、たぶん無い)20代後半ぐらいの女性がイラついた様子で立っていた。

その女性客は、険しい表情のまま足早に歩き始めると、俺の居る文芸書コーナーのエンド台に並べてる本を平手で思い切り叩いた。
バーン!という大きな音が店内に響き渡り、思った以上に手に衝撃が有ったのか、「痛っ!何なん!もうexclamation ×2」と叫ぶと自動ドアをくぐり抜け、店の外に置いてあるゴミ箱を思いっきり蹴り上げたあせあせ(飛び散る汗)
お客様・・・いや、微客様。。当店のゴミ箱はサッカーボールでは有りません(T_T)

さすがに店内に居られる他のお客様も「何?何?」といった様子で軽くザワつく。
女性がそのまま駐車場方面に歩いて行ったので、とりあえずゴミ箱が心配になった俺は一旦表に出る。
寒空の下、当店のレジ袋から通りすがりの人の家庭ゴミまでを飲み込み続けてくれてたゴミ箱くんは、その中身を撒き散らかしたままコロコロと駐車場に転がっていた。

あーあー、、もう〜(-_-;)って溜息をつきながらゴミ箱を元の位置に戻し散乱したゴミを拾い集めてると、後方から「ちょっと!」とイラついた声で話しかけられる。
もしや、、とイヤな予感がしながら振り返ると、そこにはやはり、先程の女性客が仁王立ちしていた表情(あせり)

微客様「あの!凄くムカつくんですけどexclamation ×2

けんりき「えっと。。どうかされましたか?」

微客様「どうもこうも無いわ!何で私がこんな目に遭わなアカンのexclamation & question何なん、あの人達!私の周りをウロウロして!私を気にして私にばっかり近寄ってきて!不愉快なんですけど!」

けんりき「あの、、それは当店の店員ですか?」

微客様「違います!客です!わたし、いつもこうなの!家でも表に出ても、どこに行っても、みんなが私に興味を持ってみんなが寄って来るの!もう、鬱陶しくてしょうがないわ!」

こ、、これは、あかんタイプの奴や。。((((((゚o゚;;
しかも、俺との会話を店内に聞かせたいらしく、常に自動ドアに手をかざしてドアを開けたままにしようとしてる(汗)。

けんりき「そ、、そうなんですか?それは大変ですね。。」

微客様「そうでしょ!貴方は私に興味無いんでしょうけど、ダサくて暗くてお金持ってない、そんな奴ばっかり私に近づいて来るの!何で、そんな奴らのために私がホテル住まいまでしてお金使わないかんのexclamation & questionおかしく無いですかexclamation & question

けんりき「????」

その後、5分程同じような事を怒鳴り散らした微客女子は、イラつきながらまた駐車場に戻って行きました。。

とりあえず微客様が居なくなったので店内に戻った俺は、店長と店員のAさんの所に行き、簡単に状況を説明。

さて、仕事に戻るかと文芸書コーナーに戻ったその時、サーッと自動ドアが開いた。
俺は、一瞬自分の目を疑った。
入ってきたのは、さっき帰ったはずの微客様。
モドッテキターーー!!!!!げっそりげっそりげっそり

微客様は、一目散にレジに向かい、アルバイトの女の子にイラついた口調で言った。
微客様「あの!このままじゃ気が収まらないんですけど!」

バイトさん「えっ?あせあせ(飛び散る汗)

微客様「(本代を)タダにしてくれますかexclamation & questionそれぐらいしてくれんと気が収まらんわ。タダにしてよ!」

これはマズイと駆けつけようとしたが、一瞬早く店長が間に割って入る。
店長「あの・・・それは出来ませんので。。」

微客様「あ?あんた誰exclamation & question

店長「私は店長ですが。。」

微客様「あんたみたいな人が居るから、私がイヤな思いをするんや!私はこの店で迷惑かけられたんだから、タダ券ぐらい渡しなさいよ!」

店長「いや、そういう事は書店は決まりで出来ない事になってるんですよあせあせ(飛び散る汗)

微客様「私はこの店でイヤな思いをさせられたんですよ!あんなダサくて暗い気持ち悪い人が私の事気にして私の周りウロウロして!」

また始まった(−_−;)

微客様「何なんexclamation & question綺麗でカワイイ人は、本読んだらいかんのexclamation & question私が綺麗で可愛いからって、何でこんな目に遭わんとダメなのexclamation & question

必死に笑いを堪えた俺、GJ(^_^;)

店長「えっと、、お客様がイヤな思いをさせられた方っていうのは、具体的にどの方なんですか?」

微客様「(キョロキョロ売り場を見渡して)もう帰ったのかなぁ?あの辺に居ったんやけど。」

店長「帰られたんなら、もういいじゃないですかあせあせ(飛び散る汗)

微客様「あっ!あの人かも!あそこに居るハゲたおっさん!あの白い服のハゲ!」

大声でウチのお客様をハゲ発言あせあせ(飛び散る汗)正直焦りましたが、当の白い服のお客様は、本に夢中で意に介してないご様子。

その時、週刊誌コーナーで立ち読みしてた男性が怒鳴る。
「うるせぇぞ!外でやれ外で!」

この声で、またスイッチが入る微客様表情(あせり)
微客様「誰や今言うたん!うるさいんはお前じゃ!」

今度は俺がたまらず駆け寄る。
けんりき「落ち着いてください。皆さん静かに本を選んでらっしゃるので!」

微客様「でも、あんな事言われたら、黙ってられるわけないでしょう!」

店長「それはお客様が大きい声を出されるからあせあせ(飛び散る汗)このままだと営業妨害で警察を呼ばなきゃならなくなりますよ。ほら、ウチのお客さん帰られてるじゃないですか!」

そう・・・この騒ぎで何人かのお客様が本を選ぶのを
止めて、店から出て行かれてたのだ。
しかし、警察の名前を出されても微客様の勢いは止まらない(苦笑)。

微客様「そうでしょ!それが普通の反応でしょ!なのに、何でアイツ(白い服のハゲ扱いされたお客様)は帰らないの!何で迷惑かけられた私が、あのハゲより先に帰らないかんの!あのおっさんが帰ったら帰る!」

・・・もう勘弁してください(T_T)

どうにかこうにか、なだめすかしてお帰りいただきましたが、ホント疲れましたあせあせ(飛び散る汗)

店長が「次また騒いだら、警察呼ぼう」って言ってたけど、、できればもう来ないで(−_−;)
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