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2017年11月12日11:44

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「終末モノ」アニメが密かなブームに

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終末ブームです。スレ画は限りなく誤植であろうと考えられていますが。

日本で最初に終末ブームが起こったのは73年の「ノストラダムスの大予言」(五島勉)がきっかけと言われます。
オイルショックでトイレットペーパーがなくなるから買い占めなければならない(何本か買い置きしたからと言っても、いずれはどうにもならないというのに)というパニックは、当時まだ子供だった私の目にもどこか不思議でそれでいてリアルな世界の終わりの始まりでした。

1999年にこの世が滅んでしまうと言い張る「専門家」をテレビこちらから「バッカでー」と思って見てましたが、今にして思うと五島氏が終末本で豪邸を建てたように、私もあのブームに乗って上手に友だちと騒いで楽しむことを考えるべきだったのかなあとも。

科学万能の未来を描くことが仕事だったアニメでは、私の覚えてる限りでは宮崎駿の78年作品「未来少年コナン」が最初の終末作品ではなかったかと思います。
宮崎氏がその後作ったナウシカはもちろんですが、ラピュタもある意味では終末作品でした。

ノストラダムスの大予言の大ヒットに代表される、アニメと全く関係のないリアル世界での「終末ブーム」のリアルさは、当時を知らない人には理解のしようもないだろうと思います。
ただ当時から、世界が滅んでしまっても自分も死んでしまうと考えている人は少なかったように思います。

自分だけは死なず、これまでどおりの豊かな生活が維持される終末。
ナウシカとほぼ同時に公開された押井監督の「うる星2 ビューテイフルドリーマー」は世界は滅んでしまっているのにガス電気水道はおろか、朝刊まで配達されてくる衣食住の保障されたステキな終末でした。

終末という名の「リセット」は欲しい。
けれども衣食住はこれまでどおりを保障せよ。
まあ子供の考えそうなことですわなあ。
宮崎氏も終末ものをやるのは早々に止めて、方針転換しました。

実写のほうでは「ブレードランナー」が大コケしてしまったり「ウエストワールド」がエミー賞を逃してしまったりと、イマイチ終末ブームはきてないようです。
30年ぶりの、終末アニメブームには頑張って欲しいと思うけど、もうけもフレのように美少女がキャッキャするものに夢中になる歳でもないので「ウエストワールド」で頑張ります。


■少女終末旅行、けものフレンズ… 「ヒトとは何なのか」を問い直すhttp://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=4854458
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