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2017年11月09日23:57

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マリンバのリサイタル

本日は放課後に下記のリサイタルに行きました。

○名倉誠人 マリンバ・リサイタル2017 現代によみがえる古典―枕草子とバッハ
開演:2017年11月9日(木)19:00
会場:東京文化会館 小ホール
曲目:
J.S.バッハ(名倉誠人編曲)/「コラール『キリストは甦りたまえり』BWV276」マリンバ独奏のための
ベンジャミンC.S.ボイル/「バッハのコラールによる変奏曲」マリンバ独奏のための(2017)[世界初演]
デイヴィッド・ショーバー/「枕草子―古き日本の四季」ヴァイブラフォーン・フルートと朗読のための(2013)
J.S.バッハ(名倉誠人編曲)/「平均律クラヴィーア曲集第2巻」より「前奏曲とフーガ」マリンバ二重奏のための 第15番 ト長調 BWV884、第20番 イ短調 BWV889
レーン・ハーダー/「前奏曲とフーガ」マリンバ独奏のための 変ホ短調(2012)、変ニ長調(2016)
マリンバ/ヴァイブラフォーン:名倉誠人
フルート:前田綾子
朗読:北村千絵
マリンバ:河野玲子

マイミク猫柳様のご招待です。
使用楽器製作者の斉藤楽器製作所が昨日破産したばかり。(他公演の時はまだ潰れてなかった)

メインにバッハを立ててのリサイタル。
演奏技術は舌を巻くというかなにがどうなっているのかわからないレベル。
今日の特に感じ入ったのは音響といいますかマリンバとヴァイブラフォーンの音色のこと。
バッハの主題による現代曲のほうがむしろ明確な響きでバッハの原曲の名倉誠人編曲による作品のほうが滲んだ(楽器の特性を生かした)深い味わい。
枕草子による現代曲はいわゆる和風のテイストと異なる印象でしたが隣席のとらおじがあの訳語は米語だねと言っていたのを聞いてああ、あれはアメリカのテイストなんだなと合点がいった。それでもマーラーの大地の歌は漢詩の独語訳ですがわりと東洋風ですよね。(ウィーン風でもありますが。)作曲家の資質(マーラーの場合はユダヤ人)というのもあるのかも知れません
平均律を意識したプログラムでは(ピアノの)平均律とは異なる微妙な色合いを楽器と叩き方の共同作業で醸し出す。
ハーダーの現代曲はバッハよりドビュッシー(の前奏曲)に近い感じ、旋律も音響も。なかなか面白い。

アンコールのマタイ受難曲のコラール「汝の行くべき道」(でしたっけ?すいません)が非常に良かった。原曲違うがベルクのヴァイオリン協奏曲の第3楽章のコラールをちょっと思い出してしまいました。あれも確かに滲んだような感触ありましたね。
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