アニキ その1

アニキと云うより師匠と言うべき人が何人かいます。

その人をＫ先輩と呼んでいます。
私より9歳年長で、大学のクラブの
先輩であり現OB会長です。

その先輩は、兎に角面倒見が良くて、
遊び好きで好奇心旺盛です。
いくら身銭を切っても口に出さない。
恩着せがましいことは言わない人です。

この人の生き方から多くを学びました。
事業で成功してからは、
弱小ジムのチャンスに恵まれないボクサーに
身銭を切ってチャンスを与えたり、・・・・・・
と言ったことをさりげなく行う姿を
後ろから見てきました。

そんな中で、元日本チャンピオンに
ボクシングジムをプレゼントしました。
その元チャンピオンが失踪すると、
仕方なくそのジムを自分で運営しました。
自分がオーナーでも会長に就任するには
協会に1,000万円納めなければなりません。
選手がいるので閉鎖せずに、
自分が会長に着きました。

そのジムの選手が11/4にニューヨークで、
世界タイトルに挑戦しました。
残念ながら王座には付けませんでしたが、
一度は夢破れ引退しかけた選手を引き受け、
世界ランキングに入れ、
ニューヨークで世界戦を行うまで這い上がりました。

本来でしたら私もニューヨークでセコンドに
着くべきでしたが、
父親の病気もありチカラになれませんでした。（残念）


Ｋ先輩は、へこたれず選手の次を考えています。
勿論、カネは注ぎ込んでも儲けより結果を
追いかけています。
そんな訳でＫ先輩は、私の生涯のアニキとして
多くを学ばせていただいております。

実は、このＫ先輩とは、曰くがあります。
私が高校生の時、隣の席の女の子が社会人と付き合っていました。
その社会人の彼氏は、外車に乗っているセレブ
（当時はまだ外車が高額でした）でした。

後で分かったことですが、
実は、この人がＫ先輩でした。（笑）

そんなＫ先輩との付き合いは、
これからも続いていきます。