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2017年11月06日09:16

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11月6日の誕生花・藤袴(フジバカマ)

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11月6日の誕生花と花言葉は、アスフォデリネ(慎ましさ)、野牡丹[のぼたん](メラストマ)(自然)、サネカズラ(好機をつかむ・再会)、ヒヨドリバナ(延期・清楚)、ブバリア〈白〉(羨望)等々があります。今回は、藤袴[ふじばかま]を取り上げます。花言葉は、「あの日を思い出す・遅延・躊躇」です。

キク科ヒヨドリバナ属の植物です。原産は中国ですが、本州・四国・九州、朝鮮、中国に分布し、万葉の昔から日本人に親しまれてきました。秋の七草の1つで、かつては、日本各地の河原などに群生していたが、今は数を減らし、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧(NT)種に指定されています。園芸店等で流通しているものは同属他種または本種との雑種になります。
学名のユーパトリアム(Eupatorium)は、紀元前1世紀の小アジア地方の「ユーパトール王」の名前に由来しています。「ユーパトール王」は、フジバカマ属の植物を薬用として利用していたそうです。
和名の藤袴(フジバカマ)は、藤色の花が咲き、花弁の形が袴(はかま)のようである事に由来しています。平安時代の女性は、これを干した茎や葉っぱを水につけて髪を洗ったり、防虫剤、芳香剤、お茶等にも利用していたようです。ほとんどが別の葉っぱのように見えますが、元は一つの葉で、葉が3深裂する特徴があります。

藤袴を詠った歌は、
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」(万葉集・秋の七草)
「藤袴 きて脱ぎかけし 主や誰 問へどこたへず 野辺(のべ)の秋風」(金槐和歌集 源実朝)
また、源氏物語には、夕霧は玉鬘に藤袴を差し出して「おなじ野の露にやつるゝ藤袴あはれはかけよかことばかりも」と詠いかける。
等々が登場しています。
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