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2017年11月04日22:47

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信州大学交響楽団の演奏会

本日はお昼過ぎに自分の楽団(なごみ管弦楽団)のチラシを挿みに行きました。
じゅ。の出身大学の交響楽団の演奏会です。
チラシ挿みの段取りが悪く、チラシを持ってきた団体さんのこの交響楽団のOBさんが声をかけたりしてやってました
てか取りまとめの人がリハに戻ったりしてかなり演奏準備に真剣モードだったみたいです

本日はチラシ挿みのあと挿み込んだ演奏会を聴きました。

○信州大学交響楽団第100回記念定期演奏会東京公演
開演:2017年11月4日(土)18:30
会場:サントリーホール
曲目:
チャイコフスキー/「くるみ割り人形」組曲
マーラー/交響曲第5番
管弦楽:信州大学交響楽団
指揮:松下京介

なごみ管弦楽団の今度の定演メイン曲+じゅ。の一番好きなマーラーの中でも一番好きな5番。
しかも信州大学はわが母校。
母校よよくやってくれました。
ちなみにこの楽団のOBではありません。
高校の頃演奏上のトラウマがあって決して演奏しないと天地神明に誓って間もない時期に過ごした大学です。
開演前にロビコンならぬプレステージがあってモーツァルトとか真田丸とかやったんですがすでに半端ない上手さ・・・

チャイコフスキー/「くるみ割り人形」組曲
やはり聴く感じに比べて相当難しい曲ですね。
とにかく小序曲と行進曲が無茶苦茶速かった。(金平糖は無茶苦茶遅かった。)
オーボエと弦が良かった。
クラリネットがバスクラ入れて4人いたので配分を観察させていただきました。

マーラー/交響曲第5番
ちょっと図抜けた素晴らしさで間違いなく今年聴いた中で五指に入る出色の演奏。
冒頭トランペット女子(終演まで向かって右のお兄さんが吹いていると思ってて指揮者に女子が立たされて気づいた)がまずミスなくどころか堂々としていて良かった
オブリガート・ホルンを吹く首席ホルンが最初から最後まで出色の出来栄え、第3楽章だけでなく第5楽章も首席に全てが収束されていた
あとオーボエ(くるみ割りとは別の人)がすばらしく、磨き抜かれた音色でこの曲の中核を完全に支配していた
そんな中でも図抜けていたのはコンマスで、曲全体の音色を完全にコントロールしていた。100回記念というのもあるがこのコンマスがいるうちに東京公演を挙行してサントリーに乗ってしまおうという楽団の意志の力を感じたほどだ。
個別の奏者で上記のような輝かしい人たちを擁してなお素晴らしかったのはアンサンブルの素晴らしさで、上記の人たちが突出することなくむしろ牽引してアンサンブルの良さが引き出されて、良い例が第3楽章の中間部のピツィカートによる弦楽四重奏が拡大してオーボエからクラリネットとホルンに引き継がれていくとき息もつかせぬ一気呵成のアンサンブルの輪の拡がりにひとりぼっちのマーラーの周りに人がどんどん集って来たウィーン時代が重ね合わされて「ああ、大学時代ってこんな感じだったんだな」(自分もトラウマにめげずオーケストラとかやっていたらこんなんだったんかなー)とか思っていたらなんか涙が出てきました。
あと、冷静沈着なシンバルと結構熱いトライアングルが個人的にツボだったです。
全体の流れは流麗かつ漸進的(特に第3楽章から)、第4楽章はじゅ。の好みの短いタイプ(約8分)、ただし畑氏の言うように若い演奏だったという印象もあり、滴り感は少なかったけど、官能的でない分旋律の美しさに徹していたと思う
演奏時間は約11分14分17分8分15分(やや速め)でした。
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