横浜マラソンの中止

10月29日に開催される予定だった横浜マラソンは、台風の到来を理由に
中止になった。この事について、色々な思いがあるので書いてみる。
僕はコース警備のボランティアをやる予定だったが、中止になれば
仕事はなくなるわけで、やりたい事がやれなくなったのは純粋に悔しい。
雨が降ってもやる覚悟はあり、レインコートも準備していたし、
防寒対策として厚めの服やズボンを身に着けるつもりでいた。
中止になり、金曜と土曜にボランティアでやった事が無駄に
なったような気分だ。


土曜日にボランティアをやっていた時に、中止にするかどうかは日曜の
朝4時に発表するから、ランナーにはそう伝えてくれと言われた。
裏方作業がメインだったので、ランナーに中止になるかどうか尋ねられる
事はなかった。それなのに、土曜日の17時半には、中止にすると発表されて
いたようで、言っている事とやっている事が違うのは謎だった。
ボランティアをやる予定の僕に中止の旨が書かれたメールが届いたのは、
日曜の14時で、その遅さは何なんだと呆れた。ウェブサイトを見れば
中止になったのは分かるわけだが、メールを送るなら、中止と決定して
からすぐに送ってもいいのではないかと思った。

水戸漫遊・しまだ大井川・富山・金沢のフルマラソンは29日にちゃんと
開催されているにもかかわらず、何故に横浜マラソンは開催されないん
だろうと不思議になった。日曜日の午前中は雨は降っていたが、物凄い
豪雨だったわけでもなく、風も別に強くなく、横浜市の交通機関は特に
麻痺していなかったので、今更言うのもなんだが、横浜マラソンを開催
しても、大丈夫だったのではないか。ランナーもボランティアも、
雨の中で走ったり作業したりするのを受け入れて、参加する人が多い
だろうから、雨の中での開催に対してそんなに苦情は来ないだろう。
中止にして参加費を一切返金しない方が、苦情は多くなるのではないか。

受付会場が赤レンガ倉庫なので、外でゼッケンなどを渡すことになったが、
前年みたいにパシフィコ横浜で渡せば、天気の心配をせずにすむのにと
思った。そのそばで開催されていたEXPOは、去年と比べて内容が
レベルダウンしていて、参加費15,000円に見合っていないかもと
感じた。僕はゴスペルのライブや、握力検査等を楽しんだが、もっと
多くのランナーに受け入れられるような内容にしないとまずいだろう。

遠方から訪れたランナーは、宿泊費や交通費もかなりかかっているわけで、
中止になったら、近場の人よりも悲しくなるだろう。地元民のためだけの
大会ではないのだから、そんな簡単に中止にするべきではない。遠方から
マラソン大会のために横浜に訪れてくれるという事実はとても有難いのに、
ずさんな応対をして、もう横浜マラソンに出たくないと思われたりしたら、
ダメージは大きいので、ちゃんとした応対をしてほしい。

ランネットの大会レポには、横浜マラソンに対しての批判が多く書かれて
いるが、運営者はそれらをきちんと受け止め、来年も横浜マラソンを
開催するのであれば、去年や一昨年よりも魅力のある横浜マラソンに
改良してほしい。首都高をコースの一部にするのはどうしても必要なのか
とか、受付の方法はこれで大丈夫なのかとかを検討してもらいたい。