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2017年10月27日07:59

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「篠沢教授に500点」、「つる姫じゃ〜っ!」で正解(フランス文学 篠沢秀夫氏 逝去)。

*巨泉の「クイズダービー」の、
1枠解答者は、6名いた。
 (事実上は、5名。)

初代  (不明) 6回だけ出演

二代目 鈴木武樹 1年4箇月
 ドイツ文学者。
 正解率は、4割1分8厘。
 不正解の記録は、13連敗。(歴代11位)
 第11回参議院議員通常選挙で、革新自由連合から全国区で立候補。
 その為、降板。(選挙結果は、落選。)

三代目 和久峻三 4箇月
 推理作家。弁護士。
 本業との兼ね合いで、降板。

四代目 篠沢秀夫 11年弱
 フランス文学者、「学習院大学」文学部フランス文学科教授
(2004年より学習院大学名誉教授)
 正解:1,423問 不正解:2,953問 正解率は、3割2分7厘。

五代目 北野大  3年弱
 環境化学の科学者。工学博士。
 タレントとしても活動。
 ビートたけしの兄

六代目 植草克秀 1年5箇月
 歌手。役者。少年隊の一人。



 1枠は、篠沢教授というイメージが強い。

 長期間に渡って出演されたのは、
そのほのぼのとした解答やコメントが、
視聴者に受けていたからだろう。

 専門がフランス文学の教授だから、
苦手な分野もあっただろうが、
正解率を見たら、そんなに間違えてはいない。
(北野大さん、植草克秀さんよりも、正解率は上。)


 印象に残っているのは、
週刊マーガレットで連載されていた
漫画「つる姫じゃ〜っ!」に関する問題。

 「つる姫が住んでいる城の名称は、何でしょうか?」
という問題で、司会者兼オッズをつけていた
大橋巨泉さんは、篠沢教授に10倍のオッズをつけた。
(倍率は1〜10倍。
 10倍は、まず正解できないだろうという場合につけられる。)

 その問題では、漫画家の はらたいらさんのオッズは当然低く、
出場者は、はらたいらさん、篠沢教授以外の解答者に賭けるも、
ことごとく外れ。

 そんな中、解答の正否を確認していくと、
篠沢教授がズバリ「ハゲマス城」と書いて、正解していた。

 「何でこれ、知ってたの?」
と尋ねる巨泉さんに対して、篠沢教授は
「研究室に来る女子学生が「週刊マーガレット」を持ってきて、
たまたま「つる姫じゃ〜っ!」を読んだら面白かったので、
それ以来、ずっと「週刊マーガレット」を読んでます。」
「愉快、非常に愉快。」
とコメント。


 それから数年間、私は「クイズダービー」を
欠かさず見る様になりました。

 1枠が篠沢教授から北野大さんに代わった時は、
残念でした。



 フランス文学に関する、著書、翻訳、多数。


 篠沢教授は2009年に、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症。
(症状が重くなってからは、
喉の部分に管をつけて、人工呼吸していた。)

 個人ブログ
http://shinozawa-kyoju.blogspot.jp/
 2010年に、姪夫婦が開設。
 開設当初から、奥様も記事を書かれていた。)

 2011年、過去のご自身の講演音源を基に、
自身の声を再現する音声合成装置、
「自分の声ソフトウェア POLLUXSTAR」を用いて、
講演活動を再開していた。



 日本社会党を批判していた事。
 日本の皇室制度に関しても発言していた事。

 「新しい歴史教科書をつくる会」から八木秀次さんが離脱して、
「日本教育再生機構」を設立した際、
「日本教育再生機構」に参加された事。
(慰安婦問題は、存在しなかった説に賛同。)

 その辺りの活動までは知りませんでしたが、
自分の声を失っても、自分の考えを発信し続けた
事に関しては、見習いたいです。


 昨日、肺炎で逝去。
 お悔やみ申し上げます。



篠沢秀夫教授が死去84歳「クイズダービー」で珍答
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=4830566
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