エンパイアビル描いたトランプ氏のスケッチ、180万円で落札
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=4827716
こういう絵をどのぐらいの気持ちで書いたのかは不明だけど、トランプ大統領を見ていると彼の知識や実力や彼が口にする良いことも悪いことも、本当の潜在能力は未知数だとしても基本的にはほとんどがこの絵のようなやっつけ仕事の域に納まるものなのではないかという憶測を覚えてしまう。
不動産を扱うビジネスマンだった彼が需要と供給のすり寄る点を見出すために必要とした資質の中に、心を込める、という要素はそれほど重要ではなく、腹をくくる、とか、機転を利かす、とか言うことの応用で大きな額の取引を締結し続けて来た過去をどうしても想像してしまう。
現代社会は経済的な利益を追求することになって来ていてその先頭をアメリカがけん引しているということらしいが、扱う品物の本質はほぼ、欲望、と言っていい状況が展開されているように思う。巨額の金に遭遇するための鍵になるのは、欲望、に関わるということ。民主主義と自由競争は、欲望、を煽ることに行き着いた感もある。欲望というのは火であり、様々な行動の動機としては重要な要素となるけれども人間が本当に求めているものは欲望が呼び起こす展開そのものではない気もする。
アメリカ、が、今、この人を大統領に選んだということが世界に与える影響は小さなものではない。この人に何を託して投票したのか、アメリカという国の実情をここ日本で肌身に感じることは出来ないがうすら寒いものを自分は感じる。アメリカは欲望に呑まれかかっている。ここ数百年間日本は欧米に追い付け追い越せで頑張ってきたのでいずれは日本もこうなるんだろう。世界はこの欲望に機敏な元ビジネスマンに欲望を煽られている。何を勝ちとみなして何を負けとみなすのか、ち密な絵を丁寧に描くことができる、心、が、欲望、とどんな関係にあるのか立ち止まってよく考えなければならないと思う。
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