今日は排水管清掃の日だったんですけど台風が接近しているということで中止になり、中止にならなくても行けたんだけどN響の土曜午後の定期に行きました。
○N響第1868回 定期公演 Cプログラム
開演:2017年10月21日(土)3:00pm
会場:NHKホール
曲目:
ブラームス/交響曲第3番 ヘ長調 作品90
ブラームス/交響曲第2番 ニ長調 作品73
管弦楽:NHK交響楽団
指揮:クリストフ・エッシェンバッハ
ここ数日のFacebookの書き込みを観ているうちに行くことにしてしまった演奏会。
会場にFBお友達もちらほら。
席は2階の屋根下と音響的には最悪ですがまあ音響を愛でるために来たわけでもないので…
ブラームス/交響曲第3番
なかなかユニークなブラ3。
けっこう大きな間を取ったり急にスピード緩めたりルバートをたっぷりとるのはさすがにピアニスト出身だなぁと思いました。
ピアニスト時代のエッシェンバッハは結構好き(いまでもピアノ弾いてるけど。髪の毛がふさふさしてた時代の、みたいな意味…)
でも第3楽章はちょっと遅すぎると思う。あれはアダージョとアンダンテの間の体感でポコ・アレグレットではなかった。あそこはアレグレットで走り去る寂しさみたいなのが好き。
ブラームス/交響曲第2番
こちらもルバートは随所に効いていたけれど、すごく名演だった。じゅ。の趣味に近かっただけかもしれないけど…
オーソドックスと言えばオーソドックス、曲がいいのでオーソドックスなのがいいのかも。こちらは急に緩くなる3番と違って随所に速くなる。第1楽章のラタターアタターアタターのところとか急に速くなるし、終楽章とかとてもじゅ。なら吹けない速さ…しかし、曲が一気に書き上げられた感をとても歌い表してるみたいでそれもよい。
クラリネット的にはどちらの曲も松本さんが首席だったみたいですが、松本さんのなんていうか漸進的な吹奏感がとても両曲ともマッチ。終楽章の長いソロのところは後半の上向アルペジオのところであの名手松本さんがちょっとミスってたのでじゅ。はかえって安心しちゃった。あそこはその前が肝心なのでそこは大変美しかったです。
ということで、わりと出来心で聴いちゃった演奏会でしたけど、エッシェンバッハのピアノ心が程よい歌心に変化していかにもブラームスの陽の当たる部分が照射されたような感じでした。
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