CHABO BAND 2017.10.09 日比谷野音

それでは10/9に日比谷野音までCHABO BANDを見に行ってきた
ので、大変遅くなってしまったがいつものように感想書いてお
きたい。

チャボは数年前に花田さんとリクオといっしょにやった時に見
て以来。単独ライブだと一体何時以来になるだろう。以前書い
たことがあるが「絵」「DADA」「PRESENTシリーズ」「GREAT
SPIRIT」の頃はほんと好きだった。それ以降も新譜が出れば必
ず買っていたが、いつの間にかライブからは足が遠のくように
なってしまった。

そんな私ではあるが、CHABO BANDとして単独で日比谷野音、し
かも67歳のバースデイライブとあれば、これは行かねばなるま
い、ということで行ってきました。

夕方17時スタート。この日は10月にしては暑いくらいだったが、
湿度が低いので夏の頃のように汗だくにはならず、野音の雰囲
気もあって心地よい。雨も降らず何より。まだ明るい中、17時
ぴったりに新譜の「MY NAME IS CHABO」がＢＧＭとして鳴り響
く。このままメンバー登場かと思いきや、曲は「雨あがりの夜
空に」へ。この日のライブタイトルでもあるが、フルコーラス
ＢＧＭでかかったのは驚いた。客も盛り上がっていた。

その後メンバー登場。１曲目はこの日のために準備されたと思
われる「HAPPY BIRTHDAY TO ME」というサビが印象的な曲。
セットリストはいつものように最後に書いておくが、ほんとは
１曲ずつ感想書きたいくらいなのだが、それだと長くなりすぎ
てしまうので、気になったところのみ。

ＲＣの曲は「君が僕を知っている」「お墓」そして「雨あがり
の夜空に」。あと「よォーこそ」はサビのみちらっと。欲を言
えばもう少し聴きたかったような気もするが、「お墓」なんて
珍しい曲をやってくれて嬉しい。
私が期待してた「絵」「DADA」からは「エピローグ」のみだっ
たのは少しさびしいが、そのかわり「遥かな便り（ニジェール
から）」が聴けたのは嬉しかった。ライブ盤にもなった97年の
日比谷野音でこの曲を聴いたことを思い出した。
2015年に出た最新アルバム「CHABO」からの曲が多かったのも
嬉しかった。
それと「ROCK AND ROLL MUSIC」「LITTLE WING」「HUNGRY
HEART」「THE LONG AND WINDING ROAD」といった曲を日本語で
カバーしたのも面白かった。最近CHABOはこういうのをよくや
るが、清志郎の後を継いだということだろうか。特に「THE
LONG AND WINDING ROAD」は歌詞にその清志郎を思う気持ちが
溢れていてすごく良かった。
また話好きなCHABOは曲間で長いＭＣをはさむのだけれど、個
人的に長いＭＣはあまり好きではないのだが、CHABOの場合
はその話が面白いのでつい引き込まれてしまう。

アンコールでは「激しい雨」で「ＲＣサクセションが流れてる」
とやった後、清志郎の「ＯＫ！チャボ！」の音声を流してから
の（それも何度か繰り返してからの）「雨あがりの夜空に」。
いや、良かったなあ。またここで一度メンバー退場した後、チ
ャボの客席への感謝のＭＣからポエトリーリーディングに繋げ
るのも良かった。そしてオーラスが「家路」。いいエンディン
グでした。

そういう訳でアンコール含めて３時間20分くらい。素晴らしい
ライブでした。欲を言えば聴きたかった曲はまだたくさんあっ
たが、CHABOの今までの歴史を踏まえつつも、総括というより
は現在のCHABOを魅せることに重きをおいた選曲だったように
思う。
それとやはり野音はいい。夕方まだ明るいうちに始まり、徐々
に暗くなっていく。会場をぬける風。木々のざわめき。そんな
中で聴くチャボの音楽。いや、最高でした。

CHABO BAND 2017.10.09 日比谷野音
01.HAPPY BIRTHDAY TO ME（仮）
02.プリテンダー
03.GREEN ONION（メンバー紹介）〜よォーこそ
04.Born in 新宿
05.君が僕を知ってる
06.QUESTION
07.雨！
08.ま、いずれにせよ
09.歩く
10.インターミッション
11.遥かな手紙（ニジェールから）
12.エピローグ
13.ROCK AND ROLL MUSIC
14.毎日がブランニューデイ
15.LITTLE WING
16.やせっぽちのブルース
17.HUNGRY HEART
18.AFTERMATH（新曲）
19.My R&R
（アンコール）
20.Now I'm 67
21.お墓
22.THE LONG AND WINDING ROAD
23.激しい雨
24.雨あがりの夜空に
25.（ポエトリーリーディング）
26.家路