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2017年10月13日19:32

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中田孝の「小池百合子は中東人」説

「中東人の発言はすべてポジショントーク」という中田孝の指摘には、中東に対する蔑視・偏見を助長しそうな危うさも感じますが、小池百合子の分析としては、正鵠を射るものだと思います。

小池百合子の“カイロ大首席卒業”は嘘? イスラーム学者・中田考が語る「彼女は中東人」
(デイリー新潮)2017年10月12日掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2017/10121508/

| 中東人の発言というのは、すべて“ポジショントーク”なんです。小池さんは
| それを日本に持ち込んだ人。言ってしまえば、小池さんは中東人なんですよ。

| そこは彼の地ゆえの争いの多さ、一言でも失言すれば死んでしまう状況が育ん
| だ気質です。

| そもそも彼らに本音なんてないんです。日本人の感覚からすれば理解しがたい
| かもしれませんが……

| 総理を目指すのかと問われた小池さんは『インシャラー』とアラビア語で答え
| ていたそうですね。これは“神が望めば”という意味で、自分の考えは脇に置
| いて返答できる、便利な言葉なんです。やはり中東ですよ……。

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あまり知られていないもしれませんが、小池百合子が影響を受けたと公言している政治家は、エジプト大統領だったサダトです。このことからもわかるように、彼女のベースに中東の政治感覚があるのは確かだと思います。彼女の言動上の特徴の一つに、明らかに失敗した時、間違った時でも、それを認めないで強弁する、というのがありますが、それも中東感覚なのだと考えれば理解できます。

サダトは、若い頃から、ナセルの下で反米・反イスラエルを唱えていた軍人・政治家で、大統領になってからは第4次中東戦争(1973年〜)でイスラエルに大打撃を与えます。ところがその数年後に、親米路線に180度転換し、イスラエルと和平と結びます(キャンプ・デービット合意・1978年)。

しかし、イスラーム世界において、大統領が親イスラエルに転向するというのは、日本における勤皇主義者が総理大臣になったとたんに反天皇に転じるくらいのインパクトがあるはずです。社会党の総理大臣が自衛隊を容認した……などというレベルではないはずです。サダトは、それくらい大胆な方針転換をしたことになるわけで、結果的には暗殺されてしまいます(1981年)。

そんなサダトを、もっとも影響を影響を受けた政治家としてあげる小池百合子というのは、日本的な常識では理解できない人物と考えた方がよさそうです。いい意味でも悪い意味でも。

彼女は、最近もテレビ番組で、「中東の政治家は失敗したら殺されるが、それに比べたら日本の政治は平和でいい」だとか、「中東の政治は、昨日の敵は今日の友、の上級者編」などと発言しています。希望の党の立ち上げなども、そのような感覚でやっているのでしょう。

昨日の敵(公明・民進)は今日の友であり、希望の党が失敗しても、中東みたいに殺される心配はない、と。

やれやれ……。(^^;;

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