今回の選挙、細川護煕は「応仁の乱」に例えたけれど、私の印象では「関ヶ原」だろうか。
自分の権力を盤石にするために こちらから戦いを仕掛けたら、バラバラだった諸勢力が まさかの大同団結。楽勝な消化試合だったはずが、命運をかけた大決戦をする羽目になった…という流れが、関ヶ原っぽいかなと。
関ヶ原といえば、小早川と吉川を調略していたので、徳川の勝利は自明だったという人も多い。
しかし、西軍の大将・毛利が、吉川隊と同士討ちしてでも 徳川に攻めかかる動きを見せてたならば、吉川隊も従わざるを得なかったはず。毛利と吉川が攻めかかっていたら、徳川本隊はかなり厳しいことになっていただろうし、そういう徳川不利な状況では 小早川は西軍を裏切らなかったはず。
とすれば、勝敗を決めたのは徳川の調略ではなく、毛利のやる気のなさだったと言うべきだろう
小池百合子氏の衆院選不出馬が確定的 希望の党総決起大会で触れず
http://www.sankei.com/politics/news/171009/plt1710090038-n1.html
17時が過ぎて、小池の不出馬確定。前原にしてみたら、あらん限りの知恵を絞って、小池を旗頭にした打倒安倍の体制を築いたつもりだったはず。その旗頭の小池が、曖昧な態度を続けて、結局降りてしまったというのは、前原にとっては大誤算だっただろうと。
大将が動かなかった関が原では、誰も予想できなかったほどの一方的な勝負になった。小池の出ない衆議院選は、果たしてどんな決着になるのかなと。
ログインしてコメントを確認・投稿する