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2017年10月08日17:09

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エイリアン コヴェナント(Alien: Covenant)


 

リドリー・スコット監督が自身の傑作SF「エイリアン」の前日譚を描いた「プロメテウス」の続編。新たな主人公となる女性ダニエルズを、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」で注目されたキャサリン・ウォーターストンが演じ、「プロメテウス」でアンドロイドのデヴィッド役を演じたマイケル・ファスベンダーが続投。前作に続いてスコット監督がメガホンをとった。滅びゆく地球から脱出し、人類移住計画を託された宇宙船コヴェナント号には、カップルで構成された乗組員が搭乗していた。やがて人類の新たな楽園となるであろう未知の惑星にたどり着いたコヴェナント号だったが、そこには想像を絶する脅威が存在していた。その恐怖を目の当たりにした乗組員たちは、命からがら星からの脱出を試みるのだが……。(映画.comより)







前作を見たときは、何が人類の起源を意味するのかが全然わからなくて、「結局なんだったの?」感がぬぐえず、この続編も「どうしようかなぁ」くらいに思っていたのですが、縁があったのですね。次の「スクランブル」とぴったり時間が続き、見ることに。

今回の作品も難しかったです。でも、結論から言うと、自分がきちんと理解しようとしていなかっただけでした。今回も「前よりはわかるような気がするけれども、でもやっぱりよくわからない」感じだったので、詳しい解説を探したのです。それでやっと少し理解しました。

まず、前作のおさらいから。

ノオミ・ラパス(スウェーデン映画「ミレニアム」シリーズのリスベット・サランデル役が強烈にハマってましたね!)演じるショウ博士が洞窟で35000年前に描かれた巨人の壁画を発見。



ショウ博士はこの巨人が人類を創造した「エンジニア」だと確信(なんで?)。



巨大軍需企業ウェイランド社の総帥ピーター・ウェイランド、ショウ博士、アンドロイドのデヴィッド等が乗ったプロメテウス号が、巨人の植民星にたどり着く。



しかし、巨人は自ら開発した生物兵器「エイリアン」の暴走で全滅していた。



唯一の巨人の生き残りに話しかけるも惨殺される。



地球に飛び立とうとした巨人を倒した後、半壊のデヴィッドと深手を負ったショウ博士だけが命からがら脱出に成功し、巨人の母星を目指して飛び立つ。

と、ここまででした。この筋すら理解していなかった自分が情けない。

そして、今作。原点回帰かと思うほど「エイリアン」1作目にそっくりです。その分、見やすいとも言えます。舞台は2104年。今回もアンドロイドが登場します。時が経っている分、進化しているはずですが、見かけは同じ(マイケル・ファスベンダー)です。

今作の冒頭では「father」と呼ばれるピーター・ウェイランド(ガイ・ピアース)とマイケル・ファスベンダーが対話しているシーンがあります。デヴィットが生まれた日の回想シーンらしいのですが、ファスベンダーさんが微妙に老けてる(笑)。

そして場面は変わってコヴェナント号。男女7組14人で構成された乗組員とアンドロイドのファスベンダーさん(今回はウォルター)、ハイパースリープ状態の2000人の入植者―が新たなすみか「惑星オリエガ6」を目指して飛行しています。ところが前方から来る衝撃波をまともに受け、大きなダメージを受けてしまいます。ハイパースリープも解除されてしまい、乗組員たちが必死に船のメンテナンスをしていると、どこからかの信号を傍受します。どうやら、環境も地球に酷似しているらしいその惑星。反対意見はあったものの、船が傷んでいることもあり、その惑星に降りてみることになりました。

静かなその惑星には、なぜか生き物が見あたりません。でも大麦みたいなものが生えていたり。探索を進める乗組員たちが見たものは・・・。

これ以上はネタバレになるので、ここまでにしますが、とにかく「エイリアン(1)」をリアルタイムで見た世代としては”原点回帰”に尽きると思います。私は「1」しか見てないですが(とてもびびったので「1」でやめた)、ちょっと驚くほどでした。でも、「プロメテウス」と話はつながっていて、なるほど前作をきちんと理解してれば、人類の起源を探索する物語として、きちんと成り立っています。そして、もう一つ来るんですね。多分それで完結なのでしょう。

基本的に難しい映画みたいですね。異星人の画を楽しむだけなら問題ないと思うのですが。参考に、今作の展開を書いておきます。ネタバレなので、未見の人はやめておいたほうがいいかもしれません。





<簡単なネタバレあらすじ。まだ見てない人は注意!>

その星にはエイリアンがいたのでした。次々に襲われる乗組員たち。アセる彼らの前に、ウォルターそっくりの男が!彼こそがショウ博士と共に半壊状態で逃げ出したデヴィッドでした。彼の説明によると、この星こそが「エンジニア(人類を創造した巨人)」の母星であるとのこと。博士がデヴィッドを元通りに修復し、一緒にこの星に到着したにもかかわらず、”エイリアンを使った新種のクリチャーを作る””そのためには、人体実験を行うための被験体が必要”・・・この目的のため二人は暴走し、やがて永遠の命を持つデヴィッドが博士をも殺めてしまう、そんな結果になってしまっていたのです。もちろん、巨人も滅亡してしまっています。そこへやってきた新たな被験体たち(乗組員と2000人の入植者)。ほくそ笑み、知らぬ顔でウォルターと入れ替わりコヴェナント号に乗り込むデヴィッド。果たして、廃墟のような母星を捨てて「オリエガ6」で自分の国を打ち立てるのでしょうか。





次回作は「プロメテウス」と「コヴェナント」の間の物語になると聞いてます。楽しみです。

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