ユリノミクスの雑感

ユリノミクスとは？ 「希望の党」小池百合子氏が公約発表
http://www.huffingtonpost.jp/2017/10/05/yurinomics_a_23234462/

先日くらいまでは、コイケノミクスとか言われていたけれど、さすがに語呂が悪いと言うか、コイケヤポテトチップス感があると言うか、とりあえずユリノミクスの方が良いと思うよ。
で、花粉症ゼロは敢えて触れないのが情けとしても、辺境にあるウチの地方にしてみれば、

・過疎で鉄道の利用者数が減少して　運営会社が経営危機になるくらいなので　「満員電車ゼロ」と言われてピンと来ない
・過疎で子供が少なすぎて、各保育所が園児の争奪戦しているくらいなので、「待機児童ゼロ」と言われてもピンと来ない。

と、まるで刺さってこない公約がちらほら。こんなのばかり並べられると、国政政党とは言うけれど、都市圏のことしか考えてないのではないか…とか思ってしまう。

そうなのだとすると、柱として掲げている議員定数削減も、人口の少ない地方の議席ばかりガリガリ削ってきそうで、地方民として非常には不安。まぁこれは一票の格差の問題もあるので、難しい話ではあるのだけれども。

柱の一つに「地方分権」は挙げているのだけれども、これも何を指しているのだろうか。それこそ、東京・名古屋・大阪の「三都物語」のような大都市が、地方自治の名のもとに　財源と権限を確保して繁栄。自主財源が弱い田舎は　どんどん先細りしていくというのであれば、やはり地方民としては不安だよなと。

実際、党首と都知事の二足のわらじを履くとして、都の利益と　他の地域の利益がぶつかった場合、公平な判断をしてくれるのだろうか。やはり不安になる。

だから、国政に挑むのであれば、せめて　しっかりと知事職を辞して、都知事選の焼き直しではない政策を掲げて戦って欲しいのだけれども、もう時間もないので　そうもいかないのだろうなと。

急に解散したアベが悪いよ、アベガー。