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2017年10月01日19:09

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自作俳人テッちゃんのパソコンの使い方w

その昔 UDと言うプロジェクトがありました

もともとは
「子供の白血病だったら 理屈上は薬で治せる
でも、その薬になるような物質をスクリーニングするのには
(当時の)世界最高レベルのスパコンでも 軽く2万年以上かかってしまう
なんとかならないだろうか」
と考えた人たちによって作られたプロジェクトです

普通のパソコンというのは
かなりきつい仕事をしている時でも
CPUの力は 0.1%も使っていません

このCPUの余っている力で
白血病の薬を開発することはできないだろうか

と考えた人たちによって開発されたものです

一般的な言葉でいう
「分散コンピューティング」「クラウドコンピューティング」
の先駆けでした

これによって 最初の薬の候補物質の同定は
わずか2年でできました

このUDの成功によって
白血病や悪性リンパ腫などへの 多くの治療薬が作られました


この成功から この後の多くの抗がん剤とかをはじめとする多くの薬が

分子標的薬

という薬に 急速に移行していきました





これと前後して アメリカのカリフォルニア大学が
BOINC と言うプロジェクトを始めました

BOINCという「土台」だけを作っておいて
お題は 「こんな研究がしたい」と考えている研究機関が持ち寄って
このBOINCクライアントをインストールしたユーザーが
自分の好みでそのお題のためのクラウドコンピューティングに参加するというものです

たとえば 日本の東京理科大学は
TANPAKU というお題を出していて
たんぱく質の立体構造について研究しています

はい♪
ここで「Cカップのボインちゃんを揉んでタンパクを出す ぐへへへへ(^¬^)ジュル...」
と連想したそこのあなたw
せんせー怒らないから 素直に手を上げなさい♪


他にも
「最もデカい素数を探そう」
「宇宙から来ている電波を解析して 宇宙人を探そう」
などのような 普通に王将で餃子や冷やし中華食べる生活には 何一つ関係なさそうなものから
「効果的なAIDSの治療薬を探そう」
「もしテロリストなどが 天然痘ウイルスを世界にばらまいた時のために 治療薬を作っておこう」
「パーキンソン病の治療薬を探そう」
「ALSの治療薬を探そう」
「認知症の治療薬を探そう」
「子供の骨肉腫の治療薬を探そう」
「最もエネルギー変換効率がいい太陽電池の科学的組成を考えよう」
などの 世のため人のためになる研究も 何種類もお題としてあります

たとえばAIDS1つをとっても
AIDSウィルスは
「これ以上の速度で変異したら 種として成り立たなくなる」
というギリギリのレベルで変異を続けているから
治療薬が間に合わないわけですが
もし
AIDSウィルスの変異スピードよりも
治療薬の研究スピードのほうが上回ってしまえば
将棋で人間がAIに勝てないのと同じ理屈で
理屈上はAIDSを撲滅できるわけです


僕は こういう科学研究に ロマンを感じるタイプなので
これに積極的に参戦しています

なんで僕が先日作った自作パソコン3台に 
16コア32スレッドという 化物CPUを使ったり
あのアホほど高いCPU2発入りのパソコンを作ったのかかと言いますと
この化物3台で 同時に176個のお題がこなせるからです



人間は老いて死んでいく
それは仕方がないことだと僕は思いますが
小さな子供を苦しめて命を奪う難病を
僕はものすごく憎んでいますし
多くの認知症のように
人間としての尊厳 人格
そのものを破壊する難病も
僕はものすごく憎んでいます







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