子供とディズニー

『梨狩りとぶどう狩り どっちがいい？』


そう言って子供を連れ出した昨日。早朝に出発し、着いた先は千葉県の某舞浜駅。嫁の希望を叶えるついでに、毎日のようにディズニーチャンネルを視聴している子供を初めて連れて行きました。


サプライズなので、駅を降りてから入口付近まで梨狩りとぶどう狩りの話をし続けていたら、本当に気付かないまま到着。荷物検査の前に始めて場所を教え、『やったぁ！！』と喜ぶ顔を想像していたんですが、そこはうちの子。


父『ここはディズニーランドだよ』
子『本当に？…本当にディズニーランド？………梨狩りは？』


おぉーい！！まだ梨狩り気になるんかい！！


父『ごめんね。梨狩りじゃなくて』
子『ううん。ディズニーランドでいいよ』


いいよ？
何で上から？
喜びのサプライズは？


なんだかなぁ〜初めてだとこうなの？
ワクワクしている素振りが全く見えない。
もっとはしゃぐかと思ったのに。


で、入園後は嫁がファストパスを取りつつ、待ち時間の少ない所から攻める。初めてだと待ち時間で疲れちゃうし、待つもんだって分からないからね。


ミッキーの家を早々に諦め、グーフィーのペイントからゴーコースター、ミニーの家、カートゥーンスピンを攻略。それぞれ5分、10分、0分、30分と時間はかからず。途中、クッキーアイスを二人でケンカしながら食べてたから、苦にはならなかった。


で、スプラッシュマウンテンのファストパスを確保し、モンスターズインクのファストパスの時間まで1時間ちょっと。普段の登下校で長く歩いてるけど、早朝からの疲労もあるし、小まめな休憩は必要だろうと再びパンプキンアイスを与え休憩。


その後、トムソーヤ島に向かうも、いかだの操舵手が教育中で一向に着岸できない。指導係のおばさんもイライラしてたけど、客の都合も考えてね？トムソーヤ島は洞窟やつり橋とかがあるので、子供にはちょうど良いと思ったけど、ドンピシャだった。アトラクションに乗るのも楽しいけど、まだまだ体を動かす方が合っている年頃だし。


でも、下の子が真っ暗な洞窟にズンズン入って行くのに対して、上の子は危機管理能力を発揮し、ここはダメ、早く出ようよと叫ぶ叫ぶ。仕方なくスマホのライトで出口まで誘導したら泣いちゃった…そういやカートゥーンスピン待ちでも、出れる？出れる？と聞いてたけど、そんなにダメか？


泣き止んだ子をツリーハウスとつり橋に誘導し、機嫌を直したら、キャッスルロックやインディアンキャンプで遊ばせ親は写真係。泣いても引きずらない点は助かるね。


んで、混む前に昼食の予定だったけど、時間が半端になりそうだったので、先にモンスターズインクへ。これが失敗。モンスターズインク自体は楽しかったんだけど、終わった時間がちょうどお昼に当たったから、どこも激混みで嫁が不機嫌に。混んでてもいいから、どこで何を食べるかエスコートしてよと俺も不機嫌に。


結局、当初の予定通りに昼食を取るも、買うのに長時間並んだので席は無く、花壇の側で食べ始める。すると、真後ろからデイジー登場で付近は大騒ぎ。でも、子供は我関せずで飯を頬張る。先ほど、グーフィーが登場した時も近くまで行って声を掛けるものの、周りの女子高生に騒ぎっぷりにグーフィーが気付かず断念。その辺りの押しは弱いんだよな。


食事が終わったら暑くなってきたのでフィルハーマジックへ避難。ここも15分程度ですんなり入場。室内だから空調が効いているし、水かけられるし、座れるし、避難場所としては最適。


それからどうしてもアリスのティーパーティーに乗りたいと騒ぐ子供と、それを俺に押し付けてティポトルタを食べたい嫁の思惑が合致し、ティーパーティーに参戦。あれは凶器だよ。俺、動画の撮影しながら乗ってたけど、子供が回す回す。目線はカメラ、その周りは高速の景色で、酔うわ酔うわ。降りた時にマヌケ面でティポトルタ食ってる嫁に殺意沸くよね。


で、リバー鉄道に乗ろうと移動するも、子供が疲れてたもんでベンチで休憩。飴ちゃんあげて体力回復。回りには寝ている子供もチラホラ。やっぱり休憩したいよね。


で、35分待ちのリバー鉄道になぜか25分ほどで乗れて、のんびりしたら、続いて30分待ちのジャングルクルーズへ。この辺まで来ると待ち時間に慣れるものの、子供の疲労感が随所に見られるため、終わったらお土産タイムで好きに買わせる。


子供が自分の小遣いでアレコレと品定めしている間、飲み物を探すも無い。ペットボトルがあると子供にもあげれるから助かるんだけど、ポップコーンしか見つからない。でも、それがしょうゆバターとミルクチョコなので、悩ませる。で、子供に聞くとミルクチョコを選択するので、再度の休憩。飲み物が欲しい…


それから混む前にお土産を…と思ったけど、夕方だったから既に混んでる。下の子はアレもコレも欲しいと言うけど、上の子は物欲が無い。消しゴムが欲しいと散々悩んだ挙句に買わないのにビックリしたわ。結局、二人ともスタンプ買ってたけど、それ同じ物だよ？


買い物が終わったら、スプラッシュマウンテンに突撃。暗くなってから乗るのは初めてで、子供は初めてが夜。良い経験だ。ここでも乗るまで洞窟が怖い怖いと言ってたけど、落ちるのを見てたからフードを被って防御の体勢は万全じゃん。まぁ落ちた時はすごい顔で写ってたけどね。あまりにも面白いので写真かっちゃったよ。


そこから夕食に移動しようとしたら、よその子供に腕を蹴られた。どうやら父親が抱っこしようと抱きかかえた時に、開いた足がぶつかったみたいだけど、意外と痛いんですよ？痛いって声出しましたから。でも、親は何も言わず、気付かない振り。そういう時は親として『すみません』の一言があって然るべきでは？こうゆう場所だし、時間や状況から、これくらいでどうこう言わんけど、親ならもっと周りを見んと。


グランマ・サラで夕食後、最後のアトラクションとしてスティッチENCを選択。もう良い時間だったので待ち時間無く始まったのが良かった。キッズ席に座った子供の名前聞かれたけど、あのスティッチって中で人が喋ってるのね。掛け合いが上手く、即興の割には出来が凄くて驚いたわ。


終わったらシンデレラ城のプロジェクションマッピングを見て本当のラスト。さすがに正面からは無理だけど、木々と建物の隙間から何とか見える位置を確保。でも、人だかりで子供は見えないから、お父さんは頑張りました。一人20キロはある子供を両手に抱えて、20分の筋トレを開始。まぁ20分も持たないんですが。途中、少しの休憩を2回挟んで、何とか子供の鑑賞終了。その間、嫁は前方で一人鑑賞。まぁ位置的に仕方ないけど…仕方ないけどさ……


終わった後は、電車で帰宅するのみ。でも、舞浜はやっぱり混む。子供は立ったまま寝てたよ。何度も膝から落ちたので、両脇に手を入れて満員電車で支えてたけど、シンデレラ城からコレまでマジの筋トレになってる気がする。


結局、少し先で子供は座れたので寝かせたけど、到着直前まで俺は座れず苦行の時間。ホームから改札まで抱っこして、改札出たら出たて子供のsuicaの精算しなきゃイカンし。しかも不足ってなんだよ。足りるように入れておいてよ嫁。


子供は最後のタクシーの中でも寝てたけど、降りる時に上が起きたのは助かった。タクシーから抱えて降りるなんて無理だし。帰宅したのは日付が変わる前だから結構な稼働時間だったので、子供も嫁もすぐに就寝。疲れてんのか、充実してんのか寝顔からじゃわかりません。


で、翌日の俺は前身の筋肉痛でもがき苦しんでます。筋トレは日々の積み重ねが大事ね。子供の為に頑張るなら、日頃から鍛えておかないと。


今回の感想は、ビックサンダーマウンテン、スモールワールド、チップとデールが稼動していなかったので、他に集中した印象がある。バズ・ライトイヤーのファストパスは無駄になったけど、子供が限界だったから仕方ない。3連休の台風で延期した人も居たと思うし、絶好の行楽日和だったし、条件は厳しかったかな。


なんにせよ、嫁と子供が楽しいと言ってくれて良かったわ。いつまで子供の記憶に残るかな。