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2017年09月30日10:41

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マクロ関連(緩やかな景気回復続くも産/読などからも緩和策への懐疑が・他

 20日各紙。東証全面高、今年最高値。原因は
   東京新聞 :円安で
   毎日・産経:解散を好感。これまでの解散時もそうだった

→ 政権再交代直前の株高もこれかと、私は当時、見誤りました。恥ずかしい。





 22日読売・朝日・毎日。日銀は金融政策決定会合で現在の金融緩和策の継続を決めた。政策の軸足を国債購入量から長期金利に移してから1年。
  読売:2%物価上昇率目標は遠く
  産経:日本は「出口戦略」に遅れる

→ 安倍ちゃん寄りメディアの読売・産経も、金融緩和にはどんどん懐疑的になっている。



 22日各紙。米FRBは保有資産の規模を10月から縮小する。金融緩和からの出口政策。

→ 米国は既に緩和モードに入った。日銀が入れるのは何時の日か。



 23日毎日。中国国債、春のムーディーズに続き、S&Pでも格下げ。債務リスクが懸念された。S&Pでは
    AAA : 独、シンガポール
    AA+ : 米、NZ
    AA  : 英、韓
    AA− : チリ
    A+  : 日、中
    A   : メキシコ、マレーシア

→ 下がったと言っても日本並。日本国債への信認は、超金融緩和ファンの一部が思っているほど高くない。韓国やチリより下。信認がさらに下がってもおかしくない。



 26日朝日。松尾匡が1ページ使って扱われていた。

→ 菊池誠だけじゃなく、朝日内部にも彼の信者がいるの?情けない。あんな経済の代替医療みたいな怪しい人を。

 松尾本を礼賛する人を見ると、医学分野で代替医療が流行る理由が良く分かるよね。正統派で地道な手段に満足できず「どこかに上手いやり方があるハズだ!」と思い込む。で、その思い込みを満足させてくれるモノを見ると妄信する。彼の本をちゃんと、つまり結論だけじゃなく、論旨を追って読めば、ほとんどの人は「誤りだ」と分かると思うのに。

 仮に彼の論理が正しかったとしても(私は、彼の論理は間違っていると思うけど、仮に正しかったとしても)、彼は失業者が大勢いることを前提としている。実質的に完全雇用が実現しそうな今となっては、その前提が崩れかけているのにね。

 参考)私が以前書いた批判日記↓
   http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1962318583&owner_id=2129235



 27日毎日。ダボス会議で知られる「世界経済フォーラム」は、2017〜18年度版報告書で、日本の競争力を9位に引き下げた(前年は8位)。政府債務が最下位であることなどが要因。28日読売。長引くデフレや雇用面の規制も要因。

 上位国は、(カッコ内は前年順位)
  1位スイス(1)、  2位米国(3)、 3位シンガポール(2)、4位オランダ(4)、
  5位ドイツ(5)、  6位香港(9)、 7位スウェーデン(6)、8位英国(7)、
  10位フィンランド(10)
  15位台湾(14)、  26位韓国(26)、27位中国(28)

→ スティグリッツらが「政府債務は増やしても良い」と言うのは「すぐには破綻しない」というだけであって、日本の抱える莫大な政府債務は競争力を下げる要因だ、とは皆が思っていることの現われ。政策の自由度が下がるしね。






 26日読売・毎日・東京。政府発表の9月の月例報告。景気の基調判断が「緩やかな回復基調が続く」と前月から据え置かれた。景気回復が58ヶ月連続と、戦後2番目の長さの「イザナギ景気(57ヶ月)」を超えた可能性が高い。

→ 成長率は低いし賃金も上がらないので、実感に乏しいけどね。今の時代、各産業横並びの成長は難しいし、ある程度は仕方ない。




 29日朝日。国税庁の調査によると、2016年の企業の正規/非正規の平均給与の差は315万円で、4年連続で差が広がっている。ただし平均給与自体も4年連続で上昇している。

→ 非正規職の一部は、時給が上がりすぎると機械で代替出来てしまうから、かな。



<追記>
 29日朝日夕刊。8月の有効求人倍率は1.52倍と前月と同じ。完全失業率も2.8%と前月と同じ。いずれも好水準が続く。家計支出は前年同月比0.6%増で、心配された長雨の影響は出なかった。鉱工業生産は前月比2.1%増。

→ 日照時間の少なさの影響が出なかったのはとても良かった。行楽需要などが心配されたけど。
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