観た映画　「羅生門　デジタル完全版」 1950年日本

９月21日にNHK BSプレミアムで放映された「羅生門」を観ました。異本映画を世界にアピールした最初の作品。黒澤明監督の名声を高めた最初の作品でもあるということが、よーく分かる映画でした。とにかく、監督の意図どうりの構図と映像であることが見ていてもわかりますね。隅々までその見せ方の素晴らしさがありました。例えば、盗賊の三船敏郎が侍の妻の休んでいるところをの木立から覗くところとか、羅生門に居る僧侶、農夫、下人、3人の出演者の配置が重なること無く効果的なことなど……　いや、見ていて途中眠くなったのは確かですが、素晴らしい作品でした。(^_^;)




「羅生門　デジタル完全版」　1950年日本
1950年（昭和25年）8月26日に公開された日本映画。芥川龍之介の短編小説 『藪の中』と『羅生門』を原作に、橋本忍と黒澤が脚色し、黒澤がメガホンを取った。舞台は平安時代の乱世で、ある殺人事件の目撃者や関係者がそれぞれ食い違った証言をする姿をそれぞれの視点から描き、人間のエゴイズムを鋭く追及した。
番組内容：主演・三船敏郎、監督・黒澤明、芥川龍之介の短編小説をもとに、人間の心の闇をダイナミックな演出で描き、ベネチア映画祭グランプリ、アカデミー名誉賞（外国語映画賞）を受賞、日本映画の世界的評価を決定づけた映画史上の名作。平安の乱世で起きた殺人事件をめぐって、侍を殺した盗賊、侍の妻、そして侍の霊が、それぞれ事件について語るが、その言い分は、まるで違っていた……。映像と音声を修復したデジタル完全版での放送。
出演者：三船敏郎，京マチ子，森雅之，志村喬，上田吉二郎，千秋実
原作：芥川龍之介，脚本：黒澤明，橋本忍　監督：黒澤明　音楽：早坂文雄　制作：1950年