男でも仕事は見つからんよ？

■女の子もリーダー目指そう　固定観念に立ち向かう１０代
(朝日新聞デジタル - 09月26日 16:09)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4784279

女性にいろいろな固定観念があるのは事実だが、日本では男性の固定観念もものすごく多い。文中で「看病や祖父母の介護と両立でき、家族を養うだけの収入を得られる仕事は見つからなかった。」とか言ってるが、男性でも特殊技能がなければ、高校生の娘を抱えた男が、介護と両立できる仕事を見つけられることはまれだ。
　というか、娘が居なくても、母親と父親の介護でとうとう本人が鬱になり、無理心中を図って母だけが死に、自身は生き残って裁判を受けたけど、釈放されたあと自殺した男性とかいたじゃないか。一時が万事なんて話の拡張をする気はないが、男性だってそこまで安易に仕事が選べるわけではないのが現状だ。

　LADYとやらが女性の固定観念にしか目を向けないならば、単なる女優位の主張をするだけで、あまり賛同は集まらないだろう。単に女性優位を進めるだけの考えとは、要するに男性をどう蹴落とすか、男性をどうやってこき使うかという方向性に安易にながれがちだし、それを成果として誇る今までのジェンダー主義連中の仲間入りするだけだ。彼女たちがそういう下らん轍を踏まないといいなぁ、と思う。

女性の社会進出が進んでいるといわれるヨーロッパやアメリカで、「女性自身が幸せに感じる瞬間とはどういうときか」と問えば、「好きな男性にこれでもかと大事にされた時」とか、「家族皆で幸せを共有できた時」とかが上位に来る。そりゃ、自己実現できたとか、仕事で大成功したとかも上位だけど、自己実現の先にあるのは自分だけの幸せではなく、相手が必要な幸せが多い。子供を産み育てるというような、人の輪社会を大事にするとこから近いとこで、論点を置いてくれるといいなぁ、と思う。