当たり前のことなんだけどねえ

『とら婚』が「オタク以外のことにも目を向けて」とツイートし波紋広がる！　「もう普通の結婚相談所でいい」との声も
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=85&from=diary&id=4774589

　これね、結婚したいと思うなら、当たり前のことなんだよね。
　普通の結婚相談所でイイジャン、って言うけど、オタクだろうがなんだろうが、結婚は「人と人との結びつき」そういう意味ではオタもパンピーも同じ。
『オタク趣味』って言うのは、あくまでその人の属性のひとつであって、結婚っていうのは（結婚に限らず全ての人間関係に言えるかもしれないが）お互いの気持ちを思いやって歩み寄って、それが自然に出来るような同士が一緒になることだから。

https://twitter.com/toracon_akiba

これ、とら婚の公式ツイッターだけど、かなりマトモだし大半は、当たり前のことしか言って無い気がする。
　付加価値っていうのは、別に年収一千万とかじゃなくて、付き合う相手、ゆくゆくは一緒に生活する相手に対して何を与えられるかじゃないだろうか？
　男女とも婚活の勘違いはここで、自分の要求しか解らない人が失敗するんじゃないかと思うんだよなあ。

　昔々、オタク同士で知り合ったある夫婦の話。
　まだ、晴海でコミケをやっていた大昔、友達以上恋人未満の男女が一緒にコミケに行った。
正確には待ち合わせをして一緒に帰ることになった。
夏コミで、当時は晴海から有楽町まで歩く人も多くて、でも、そこそこ距離がある上にコミケ帰りで結構疲れているし、腹も減ってる。
　そこで彼のほうが、東銀座の老舗インド料理店に彼女を食事に連れて行った。
　当時は今と違ってインド料理自体が珍しかったし、彼女はどんなもんかも良く知らなかったけど、とにかく疲れて空腹だっただけでついてっただけど。
　ご存知のとおり、インド料理はいろいろかスパイスが使われてて、特に暑い時期疲労回復にもなるし、食べ終わった頃にはコミケ疲れもすっかり抜けてて、充実感！

　これ、たまたま彼のほうが学生時代、そのインド料理屋の支店でアルバイトしていたのがラッキー、といえばラッキーだけど、こんな風にね、相手の体調（いや、自分も同じような体調だろうけど、なにせコミケ後だし(^^ゞ)とか、その場の状況見て、お店選びが出来る、というのも、充分に付加価値だよ。

元オタクとして、オタク同士は話しやすいところはあるの、共通の話題も多いし、オタ世界独特の符丁も通じやすいしね。
　ただ、繰り返しになるけど、オタクも一般人も、最終的には人と付き合うには何が重要なのか、ということじゃないかと思えば、おのずと答えが出ると思う。

　いかに他人にリソースを割く事を厭わないか、じゃなかろうか。

　で、そんなことしたくない、人のことなんてどうでもいいからその分自分の好きなことだけにリソースを割いていたい、というのも、自由。
　その代わり、それを選んだなら、他者を求めるなと、きついけど断言しちゃうな。