シュールな夢を見た。
なぜかこの世界では自分は中学か高校の帰宅部らしい。
なぜかこの世界では顧問の先生の引率で集団下校して帰宅するらしい。
帰宅部の面子として自分、空気のような存在感のない男子が2名、なぜか同い年のいとこ(♀)もいた。
校門を出ると小学生女子の制帽みたいなデザインの黄色じゃなくてピンクの帽子の女子が独特の癖のあるイントネーションで多分に加虐性のあるように聞こえる強い口調で「コンニチハ、コンニチハ」と連呼していた。
ちょっとアレな人らしく、正直あまり関わり合いになりたくないタイプの通行人だが、帽子を落とすたびにいとこがわざわざ拾って手渡していた。
そんなやりとりを自分はいささか冷やかに距離を置いて眺めつつ、つかず離れずに帰路を急いでいた。
「コンニチハ!」
また落とした。もうなんかうんざりだと思ってたら、「アリガトウ!」。
なんなんだ。いとこが手渡した帽子の最後のお礼のつもりなのか、どうやらほどなく帽子女子の家の前らしい。傍らで年老いた母親らしい女性がきまりが悪そうに黙って一礼していた。
私はなぜかそれまで冷淡な態度をとりつづけた自分を恥じた。
よりによってどうしてこんな道徳のお手本みたいな夢を見るんだろう。
たぶん、ここんとこお疲れモードだったに違いない。
土日祝は仕事の三連荘だった。19日は休みにした。潜在意識下でいったい何が作用したのかはわからない。
不可思議よ、こんにちは。
※画像は特に本文とは関係ありません。
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