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2017年09月18日23:50

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私的マーラー祭第5日(真の最終日)はアンサンブル・ジュピターのマーラー5!

時間が開くのでエクセルシスさんの打ち上げに参加させていただいたりして時間を稼ぎました。

梯子その2

○アンサンブル・ジュピター第13回定期公演
開演:2017年9月18日(月・祝)19:15
会場:杉並公会堂 大ホール
曲目:
モーツァルト/ディヴェルティメント ニ長調 K.136
マーラー/交響曲第5番 嬰ハ短調
指揮:安藤 亮

かなり酔っ払って聴いたのをあとで後悔。

モーツァルト/ディヴェルティメント K.136
マーラーの前プロとしてはなかなか弦に自信がないと取り上げないと思うが、すばらしくきれいで、滴り落ちるほど豊穣とまではいかないが粒が揃っていて美麗。

マーラー/交響曲第5番
望外の素晴らしさ。
今年聴いた中では昨日のペトレンコ/バイエルンに次ぐというか、アゴーギク(テンポ感)がじゅ。の好みならバイエルンに匹敵したかもしれない。もしかしてバイエルンの人たちがこれ聴きに来たら腰抜かしたかも?
最初に、じゅ。の好みでなかったテンポについて。遅すぎる。13-16-21-13-16分。バルビローリ並み?
次に演奏。ほぼ完璧。瑕疵あったとして第4楽章が遅すぎたせいか三部形式の第三部で全体がずれかけた程度。
首席トランペット奏者が最初の起立できなかったので異様に緊張感漂っていたのですが始まってみると冒頭から完璧、冒頭終わっても完璧、鬼門第2楽章完璧、でとうとう第5楽章まで完璧だった。
それに輪をかけて凄かったのはオブリガードホルン女史。完璧なのはおろかあらゆる哀愁と昂揚を含み、第3楽章の中間部では1人で黄昏れて三丁目の夕日感を醸していてこの人だけに関しては昨日のバイエルン国立歌劇場管に引けを取らない。
また弦楽器は先述の瑕疵と隣り合わせで第4楽章が遅いため雫が滴り落ちるような圧巻の情感を醸し出していた。
基本インテンポの第5楽章もなぜか昨日(バイエルン)と同じく最後の2音がインテンポでなかったもののとにかく漸進的、昨日と異なり後半スローダウンした箇所は情感が満ち溢れて言葉もない。

ということで、私的マーラー祭りはこの上なく幸福に終わった。
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