ファッション通販サイトに導入された「急ぎません。便」が話題に 「望んでいたサービス」「アマゾンにも導入してほしい」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=4770538
最近のこの、運送については消費者が悪い という風潮。
これに賛同する人は(全員とは言わないけど)それこそメディアの煽られているだけだし、運送会社(主にクロネコヤ○ト)の上手な広告に引っかかってる。
まず、これは電車でお年寄りに席を譲るとか、そういうマナーの話ではなく、完全にお金のやり取りがある「市場取引」であることを忘れないでほしい。
客はこっちなんだ。
(厳密にはAmazonとかの通販小売だけど)
お金を払ってないわけではないし、脅迫をして「送料無料サービスをやれ!」といったわけではない。
安くすれば、他運送会社よりも注文が取れる。
だからクロ○コヤマトは安い価格で大量の注文を取っているんでしょう。
再配達だってそう。
それがきつくなったのなら、止めればいい。
再配達も事前にそれを客に知らせてさえいればいいだけ。
配送料が多くなって、従業員が足りない?
給料を上げればいい。
それじゃ採算が合わない? 他社に負ける?
それはあなたの会社の生産性が悪いだけだろう。
そういう努力ができないなら他社に負けてください。他社は回っているんならそういうこと。
注文を採算の合う限り、自分の能力内で取れるところまで取る
注文が多くなったら投資や賃金を引き上げて供給力を拡大する。
できなかったらその分野には不向きだということだから撤退する。
「商売」を考えたら普通のことが、日本だとわからない人が多い。
そして問題のクロネコヤマト。
この会社は今期は大幅な利益ダウンでした。
主な原因は「これまで未払いだった従業員に未払い分の残業代を支払ったから」ですって。
ほら。クロネコヤマトは無理な料金体系と過剰なサービスを成立するために、違法なサービス残業を従業員に強制していた
これがこの会社の実態です。
会社が赤字になるくらい未払い残業代があるってすごすぎる。
「オレオレ詐欺」には怒るのに、まだまだブラック企業には優しいですよねみなさん。
そして、ちょうど、この未払い賃金問題が横浜の事業所で明らかになって、それが裁判になって報道された日に、ヤマトの社長が日経の一面を使って「料金の引き上げ」を発表したわけです。
「配達しきれない」「従業員が大変な目に合っている」
いやいや、大変な目に合わせてるのは消費者じゃない、従業員に命令できる立場の経営者であるオマエだよ。
(突っ込みどころがありすぎる。クソ日経の大企業べったり姿勢については割愛)
なんだろう。
警察や消防じゃないんですよ。
あくまでも民間会社の営業サービスなわけですから。
クロネコヤマトの初代社長は、運輸は国のインフラだと認識し、だからこそ安く多く早く配達することを目指したというが
理念はごりっぱ。ぜひやってほしいですが、それは違法なサービス残業で成り立たせるものではないし、消費者を悪者にするなんて本末転倒ですよ。
再配達してくれた従業員に「ありがとう。申し訳ないね」とねぎらうのは、マナーとして是非やっていただきたいのですが、
その原因は従業員でも消費者であるあなたでもなく、ヤマトの経営陣と日本経済新聞にあるんですよ。
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