ここ数日でネットに拡散しているウソがある
「広島原爆投下で死傷者が拡大したのは 空襲警報慣れした市民がナメてかかり 結果として被爆者が増加した」というものだ
このウソには見てすぐ気づくウソが最低でもふたつある
●市民が空襲警報に慣れてしまい 原爆投下時には警報が鳴ったのに逃げ遅れた
いくら「またか」と思っても そこには逃げ遅れれば
空襲を受けて死んでしまうのだから
ナメていたという指摘は広島市民に失礼であるし
常識的にはありえない
●もうひとつは原爆というものの威力をネット市民が理解していないという無様な姿だ
通常兵器なら防空壕に逃げ込んだり
爆撃されている地域から逃げ出せば助かる可能性もあるかもしれないが
原爆がアタマのうえで炸裂したりしたら
ほぼ逃げ隠れる場所などないのである
こんなヨタ話を信じて拡散しているのは
自らの低能ぶりを世に知らしめているようなものだ
どんな社会だろうと
バカは無用だ
こんなデタラメを発信しているバカも
それを鵜呑みにして拡散に加担しているバカも
日本にはいらない
不愉快なのは
これが「Jアラート」という無用の長物の擁護に使われているという情けない動機だ
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