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2017年09月16日22:39

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私的マーラー祭第3日はエレティールでおさぴーマーラー5番!

本日は私的マーラー祭り第3日です!

○オーケストラ・エレティール第56回定期演奏会
開演:2017年9月16日(土)18:00
会場:武蔵野市民文化会館
曲目:
バッハ/前奏曲とフーガ変ホ長調BWV552「聖アン」(シェーンベルク編曲管弦楽版)
マーラー/交響曲第5番嬰ハ短調
指揮:長田雅人

武蔵野市民文化会館は今世紀初というか、前が水星交響楽団のマーラー5番か武蔵野管弦楽研究会のマーラー6番なので最低でも20年ぶり(もしかしたら四半世紀ぶり)くらいです。懐かしい

バッハ/前奏曲とフーガ「聖アン」(シェーンベルク編曲管弦楽版)
マーラーより巨大な編成(木管楽器など)でかつ複雑な曲。
演奏者が極めて演奏しにくそう。
特に前半の前奏曲は茫漠としすぎてなんだかよくわからなかった。バッハにしてはホモフォニックな印象を受ける。
後半のフーガはだいぶ引き締まった感じで流石にポリフォニックな感じ。冒頭のクラリネットだけによる重奏はこの編成がオルガンの吹き替えに適していることを示唆する。もっともクラリネット大好きな新ウィーン楽派らしくはある。
もっともシェーンベルクの編曲管弦楽版ものって大体がじゅ。の苦手(というかはっきり言って嫌い)な曲が多いので感想としては?な感じしか湧かないのも事実。(これら編曲ものは多分に教育的要素が多いとは言え楽器の編成というか種類が多すぎる。)

マーラー/交響曲第5番
とても真っ当な演奏(対上岡比)。
冒頭トランペットはなんとか持ちこたえたけれど、そのあとと第2楽章が鬼門という通りになった。前半の第1部はとにかく我慢。弦が相当頑張っていた。第3楽章で体勢立て直し。立奏のオブリガードホルンお疲れさま。隣りのホルンの人にも支えられて吹き切った感じ。第4楽章は微減速だが一昨日上岡より長めの11分だったのは中間部がゆっくりだったから。終楽章は素晴らしい。フーガの構造自体が演奏も推進させているのは前プロと同じ。概ねインテンポ。
この曲の3人のクラリネットが素晴らしい。個々もすばらしいが3人のアンサンブルがすばらしい。

プログラムにも触れられていましたが、両曲とも前半がホモフォニック的で後半がポリフォニック的で同様の構成なのが面白かった。演奏では各曲前半がやばくて後半が良かったのは曲の複雑性と相反して興味深い。また明らかにバッハのほうがマーラーより大変そうだったというかはっきり言ってヤバかったのはマーラーのほうがまだやり慣れていた(経験者がいた)というのもあるだろうが明らかにシェーンベルクのせいである。
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