終活とは、子供や周囲に迷惑をかけないための活動(*)であるはずなのだが、
それがどういうわけか、奴隷動物を巻き添えに未来永劫ジブンの名前を残してやりましょうという発想に。ジコチュー傲慢を通り越しておぞましいも醜悪の極み。
* 活動とはいうものの、世界サイアクの超高齢化ニッポンにおいて高齢者を狙ったビジネスに過ぎないことは言うまでもない。
もとより、"お墓" そのものが、よく考えるとおそろしく不毛で非建設的なモノ。別の面では刷り込み洗脳・宗教利権の収益源でもあるのだが。
あるいはこれが、スマホはおろかテレビやラジオさえなく、学校も無ければ人権も無かったような時代ならば!? 死後の世界にも食べ物や奴隷を!!という発想もあったことだろうが、今や土星に探査機が到達し、深海の科学が人気な時分にあって、
我が一族の栄光をこのリッパな大理石の墓で
私が囲い込んでいたこのペットの名と共に!
子供や孫たちよ、ほら、やがては私の奴隷と一緒に墓に入れ!!
終活どころか、放射性廃棄物並みに負の遺産ならぬ汚物。すさまじい退化、ジブンだけの拡散希望。
もっとも、このニュースふうに書かれているのは
アタシのカワイイ欲望を満たすために、
オマエは恋愛の自由はおろか、あらゆる自由を奪われろ、
と動物に強要する連中。であればこそ、凶悪に非人道的であっても何ら不思議ではない。
ただ、不思議でないとはいってもだ。
日本人の相当多数が、世界最悪の借金を猛烈に拡大させて子供や孫に押し付けている今にあって。さらにペットの名の下で動物を拘束してワタシの慰みモノにし、さらにさらに、死んでもワタシと同伴しろ、子供や孫も巻き添えにワタシの奴隷動物の亡骸と共に眠れとは、、ジコチュー傲慢も狂気の暴力行為の域。
また別の面では。
生活ゴミの埋め立て地や、産業廃棄物処理場が溢れて用地確保に困難を極め社会問題化しているこの時代にあって、墓場を延々と増やしていくとどうなることか。保水能力の極めて乏しいハゲ山同然の墓の丘を増やし続け、水害の源流を増やすことになる。
こうなっては致し方ない、行政施策で何らかの手を打つことも必要かもしれない。墓地に対する固定資産税の扱いを見直し、いや、あるいはいっそ墓地税でも課すほかないだろう。
何しろ、いつまでもどこまでも「ワタシの栄光」ばかりか「ワタシの奴隷」もごっそり未来の子孫に押し付けようというのだ。課税程度で済ませられるかどうか、あるいはまったく足りないかもしれない。
故人を偲ぶことはもちろん人の一面ではあるが、墓のような負のモニュメントを子孫に押し付けなくても、他に方法はいくらでもある。
ペットも一緒に 終活現場の今
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4762436
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