mixiユーザー(id:12140085)

2017年09月10日11:21

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誤用を見出しに使うのはやめようよ

昨日は、タイガースが劇的なサヨナラ勝ちをしたので、本来は、関西のスポーツ紙ならデイリーでなくてもこれが1面見出しになるはずだろうが、うちで取ってる日刊スポーツは、桐生選手の快挙が大見出し。それどころか、3面まで桐生君。日本人が100m走で10秒を切るって、ここまでインパクトがあったのね。

■「鳥肌立った」 桐生の9秒98、歴史を見た観客たちは
(朝日新聞デジタル - 09月09日 19:59)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4758289

ただ、この日記で主題にしたいことは、桐生君の快挙ではなく、その記録に対して、「鳥肌立った」と表現すること。52歳の私が子どもの頃は、決して、いい意味で「鳥肌が立つ」とは言わなかったし、周囲にそのように使う人もいなかった。あくまで、「鳥肌が立つ」のは、怖かったり、気持ち悪かったりしたときであって、感動したときに使う言葉ではなかった。

でも、いつの間にか、いい意味に使われることが多くなり、今では、むしろ、本来なら誤用である方に多く使われているような印象すらある。まあ、これに限らず、旧来の慣用句の意味が、いつの間にか逆のニュアンスで使われている例は他にもあるし、言葉は時代とともに変わるものだから、仕方がない部分もあるかとは思う。

観客が、自分の感動を表す言葉として「鳥肌が立った」と言ったことを否定はしない。ただ、プロとして言葉を扱っているはずのマスコミが、見出しに「鳥肌立った」を使ったのは、マズいんじゃない?それをそのまま新聞社が見出しに使ってしまったら、それは、マスコミが慣用句の誤用を積極的に広めることにならないのかな?他にも観客の声は拾っているはずだし、この場合、普通に、「感動した」ぐらにしておけばよかったのに、と私は思っている。

こういうのって、多分、有名人が間違って使った慣用句が、ネットとかで広まって、それをまねして、間違った意味が正しいと思って使う人が増え、いつの間にか、間違った方が定着しちゃってるんだろうね(^_^;


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