頭が良い、ということには、複数の要素がある。ちょっと考えてみた。
1)深く考える
物事を理解する際、その背景とロジックをより深いレベルまで下がって、
より根本的に考える、ということは、どうも、皆が全員できるわけでは
ないらしい。これができることを頭が良い、というのではないか。
そのためには、異なるレベル、異なる次元、違う角度、違う分野の思考を
する必要がある。
2)ロジックを組み立てる
一つ一つの要素が、どのような関係をもち、どうつながっているのかを、
理解し、それらをつなげて、話を構築する、この能力も、物事を説明する
際には、当たり前のことと思っていたが、どうも、世の中の皆が誰でもできる
わけではないらしい。他人の間違った説明を、そのままコピーするとか、
一体どうなっているのかを、論理的、整合的に考えず、ただ羅列するとか、
信じられない事例が多い。一つ一つロジックを組み立てなければ、物事が
進んでいかない、というのがわかる、ということ自体、頭の良さの要素らしい。
3)他人とは違う思考をする
教科書や他人の論文を読んで、その通りにやったところで、結局は既存の
コピーに過ぎない。自分で研究開発するためには、既存の他人のものと違う
自分オリジナルなものを考え、表現し、他人とどこがどのように違うのか、
何が新しく何が便利で何がオリジナルなのかを明確にしなければならない。
これが全くわかっていない連中が日本には多すぎる。
それ以外にも、多々要素があるが、最低、この3つは外せないのが、頭の良さ、悪さ
であろう。とにかく自分の頭を使って、自分なりに、考える、ということを訓練する
ことが組織的になされていない教育や、研究が多すぎる。これでは日本の将来は
大変くらいと言わざるをえない。
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