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2017年09月07日15:20

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ワンダーウーマン(Wonder Woman)


  DCコミックスが生んだ女性ヒーローで、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でスクリーンに初登場した、ガル・ギャドット演じるダイアナ・プリンス/ワンダーウーマンを主役に描くアクション大作。女性だけの島のプリンセスだったダイアナが、いかにして最強の女戦士=ワンダーウーマンとなったのかが描かれる。女しかいない島で、プリンセスとして母親に大切に育てられてきたダイアナ。一族最強の者しか持てないと言われる剣に憧れ、強くなるための修行に励む彼女は、その中で自身の秘められた能力に気付く。そんなある日、島に不時着したパイロットのスティーブとの出会いで、初めて男という存在を目にしたダイアナの運命は一転。世界を救うため、スティーブとともに島を出てロンドンへと旅立つ。スティーブ役は「スター・トレック」シリーズのクリス・パイン。「モンスター」でシャーリーズ・セロンにアカデミー主演女優賞をもたらしたパディ・ジェンキンス監督がメガホンをとった。(映画.comより)







ワンダーウーマン・・・実は「バットマンvsスーパーマン」で見るまで、その存在を知りませんでした。どちらが先だったか忘れましたが、国連のなにやら親善大使に選ばれたのにすぐに撤回、なんてこともありましたね。そのときはよく知らなかったので「そんな、実在しない女性を選んだらあかんやろ。みんな大人げない」と思っていました。しかし、この映画を見て納得しました。今の私なら、大まじめに選んでしまうかもしれません。それくらい、カッコよくて素敵な女性でした。



<ネタバレあり>

 神が作りたもうた特別な島。諍いを避けるため作られたそこには、女性だけの「アマゾン」と呼ばれる人々が住み、来るべき時に備えて余念なく鍛えています。神に対する反逆児が、ここを見つけて攻めてくる時のために。彼女たちは、もちろん人間ではありません。何十という言語を自在に操り、跳躍力など身体能力も特別なものを持っています。その中でも、プリンセスとして生まれてきたダイアナ(後のワンダーウーマン)はよりもっと特別な能力を授けられているはずなのです。いつ、どう覚醒するかというだけで。

そして、そのときがやってきました。外からは見えないはずのその島の周辺に人間の男が漂着し、それを追って人間の世界の船が姿を現したのです。銃を持った彼らに対して、弓矢と剣で迎え撃つアマゾンたち。彼女たちの奮闘と漂着した男スティーブ(クリス・パイン)の助力により撃退したものの、今世界では何が起きているのか、その戦争は悪神による惑いではないのか・・・考えた末、プリンセス・ダイアナは、スティーブとともに人間たちを助けに行くことを決心します。島を出ると二度と帰ってくることはできない、そんな母の言葉にも決意は揺らぎません。いざ、出発です。

人間たちの世界では、第二次世界大戦まっただ中。ナチスが幅をきかせ、今もナチスの天才科学者ドクター・ポイズンが、生物兵器を研究中。英国スパイのスティーブは、今にも完成しそうな生物兵器を前に、すぐなる対策を訴えますが、身分ばかりが高い年寄りの国会議員たちはその緊迫性が理解できず、スティーブとともに行動し自分の意見を言うワンダーウーマンに「この女はなんだ」とか「国会にどうして女が居る」とか、どうでもいいことに目くじらを立ててばかり。そんな時代だったのでしょうけれど、今見るととても滑稽です。

「人間は悪くない。邪神に惑わされているだけ」と、本気で思っているワンダーウーマンは、愛されて育ったことも相まって、誰にでも優しく分け隔てがありません。やがては上司の命令に逆らって行動するスティーブとともに行動し、ついに「邪神」をやっつけます。ところが、邪神は他にいたのです。そう、スティーブの上司の一人、デヴィット・シューリスです。彼はみるみる姿を変え、本性を現します。これが強いのなんの!さすがのワンダーウーマンもかないません。しかも、母から伝え聞いているような、”自分の出自は粘土で作った赤ちゃんに神が命を与えたもうた”のではなく、”ゼウスと母が未来のために子供をもうけたのだ”などと、母親さえ隠していたことをのたまうのです。まぁ個人的には「ゼウスの子」と言われても別にショックなことでもなんでもないんじゃないか、とも思うのですが。

ともかく、神同士の戦いですから、破壊力ハンパないです。壮絶な場面が続きます。あんまりガチンコな戦いで、ワンダーウーマン「大丈夫なのか」と心配してしまいます。そして、ここが今風ですね。これだけ劣勢だと、そのうちこの「若者」を助けるために、母か父神ゼウスが登場するのだろうと踏んでいると、なんのなんの、私が甘かった!なにがあろうと自分でやり遂げるのです。素晴らしい!しかも、ほのかに恋したスティーブは、特攻隊員となって自ら犠牲に。神だらけの物語、ラストには「実は生きてました〜」って登場するのかと思いきや、潔く亡くなってました。やはり今の時代、わざとらしいことはウケないのですね。さすがです。

テーマ音楽がまたいい!劣勢になってもワンダーウーマンのテーマ「ババババ〜ン、バン」がかかると、気分はロッキー。「立ち上がるぞ!」「そして勝つぞ」って奮起する気分になること請け合いです。カッコよかったですねぇ。本当に楽しめました。そして、思ったことは、「スパイだろうとヒーローだろうと、やっぱり美男美女でないと絵にならないわ」ってことでした。ガル・ガドット、本当にきれいでした。

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