豊臣秀吉が病に伏せるようになってから、側近であった石田三成と豊臣政権下で出世を果たした徳川家康との間で確執が表面化。朝鮮出兵の失敗から諸大名も石田派と徳川派に分裂し始める。このイザコザはやがて日本国の東と西に別れた大合戦へと発展していく。それが1600年秋に起きた関ヶ原の戦いである…
という「関ヶ原」。日本史に明るくなくてもそれなりに単純化しているので十分スジは追えます。原田眞人の監督作品。
原田映画の特徴は、「キザ」で「ハリウッドかぶれ」で「過剰にヒロイック」な点。本作も同じで、キャストとタイトルは例によってローマ字表記並列、三成がいちいちカッコよすぎで、臣下玉砕のクライマックスもハリウッドっぽい頭の悪さ(笑)。セリフにセリフを被せてくる、中身よりテンポ重視の会話シーンは健在です。「ブレイブハート」みたいな感じというか、エモーショナルなドラマと娯楽アクションが融合した中身になっておりました。ま、関ヶ原の経緯ってヤクザの抗争みたいなもんだから、原田監督の得意ジャンルって気がしましたよ。ただ今回は、比較的カット数が少ないのと、司馬遼太郎ナレーションを入れて物語の交通整理を行っていることで、高齢者に配慮したツクリにはなっているかも知れません。まぁまぁ、でしたかね。
続く「ザ・ウォール」は…
2007年イラク戦争下、偵察に出たアメリカ軍狙撃チームの2人…スナイパーのマシューズとスポッターのアイザックが、姿の見えない狙撃兵に狙われて足止めを食らうというワンシチュエーションスリラー。狙撃がメインなので、スティーブン・ハンター好きの俺は結構期待して観たんだけど…
うーん、な出来。
銃声から飛距離計算、射角から狙撃兵の位置特定などの描写はマニアックで面白いんだけど、敵とアイザックの駆け引きが単調で工夫がなく、少々退屈。レンタルDVDで良いレベルかなぁ。
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