デビルマンになろう

いや〜　恐ろしい。。。

先日、「カルト村」で育った女の子のマンガを紹介しましたが↓

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1962370521&owner_id=15877055

もっと知りたい、と思って、図書館にリクエストしたのが、この本↓

「洗脳の楽園〜ヤマギシ会という悲劇」　（情報センター出版局）

著者の米本和広さんが、実際にカルト村に潜入して

半分、洗脳されかけながらも書き綴った、渾身の体験ルポ

「なんで？」　という問答が、えんえんと続く「特議」を受けると

喜怒哀楽という普通の感情がなくなり　「腹が立たなくなる」

狭い部屋に押し込められ、ふたりで一組の布団に寝かされると

精神が不安定になり、そこから逃れるために防御反応が働く

その結果、脳が新しい回路を開いて、自他の境界がなくなる

風と一体になったり、まわりの自然が美しく輝いて見える

一見、神秘体験のようだが、脳のスイッチが切り替わっただけ

多幸感にひたる半面、記憶が喪失し、社会に関心がなくなってしまう

それは、重い精神病に陥った、ということ

村では、自殺・自殺未遂や集団食中毒、交通事故死、労働中の事故死

元・村の子による、当時の世話係への押しかけ暴行　など

背筋の寒くなるような事件が起きていたが、外部には漏れない

そこが「ユートピア」　だと、村人が信じきっているから・・・

・・・

あんまり、スゴすぎて・・・ものすごく気持ちが悪い

グッタリしてると、「なんでそんな本を読むんだ？」　と主人が聞いてきた

「ワタシは、不思議なものが大好きだから、こういうの読んどかないと」

そう・・・　これまでにも、何度か、怪しい団体に声をかけられた

そのたび、運よく誰かに助けられたり、ジブンが飽きちゃったりして

深くかかわらずにすんだけど・・・　本当に「洗脳」ってコワいなぁ

「おじさんの辞書」　を開いてみると、「洗脳」　は、のってなかった

新しい辞書には、あった　・・・中国が国民を共産主義にしたとき

「洗脳」　という言葉が生まれたんだって・・・　ほー

まぁ、どうでもええがな

だけど、気の毒なのは、カルト村にいた子供たち

脱会したり、脱走して、せっかく一般社会にもどっても

なかなかなじめず、引きこもったり、精神病院のお世話になってるって

・・・そうだよね

小さなころから、「ハイ」　って言うように

感情にフタ　されたんだもの

でも、そんなに悲観することないよ！

デビルマンだって、そうじゃない？

悪者の軍団から脱走して、人類のためにガンバッたよ

カルトのなにもかも、見て知ってるんだから

きっと、これから役に立つ

誰かの助け手になれる

無駄じゃなかったサ





　あれは誰だ 誰だ 誰だ

　あれはデビル デビルマン デビルマン


　裏ぎり者の名を受けて

　すべてを捨てて たたかう男


　はじめて知った 人の愛

　そのやさしさに めざめた男


　悪魔の力身につけた

　正義のヒーロー デビルマン デビルマン

　　
　　　　　　　デビルマンのうた　作詞： 阿久悠 より



■本日のほにゃほにゃニュース
「死ぬことしか考えられません」高1女子の「さよなら」と「またね」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=257&from=diary&id=4753074