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2017年09月03日15:56

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アメリカでは 北朝鮮には勝てません…

まずは歴史のおべんきょおから

1:
第二次世界大戦時
連合軍は ノルマンディー上陸作戦というのをやってのけました

ナチスドイツが何一つ防衛網を置いておかなかったわけではなく
ノルマンディー海岸には 多数の
「ペトン」
と言う陣地が構築されていました

簡単に言うと 厚さ2メートルの鉄筋コンクリートで覆われた陣地です

ノルマンディー上陸作戦の折
連合軍も アホほどの艦砲射撃を行ったのですが
重巡洋艦の20センチ主砲が命中しても
ペトンの表面を30センチほど削るのがやっとでした

2:
太平洋戦争末期 硫黄島をめぐる戦いで
当時の栗林忠道中将は
とにかく兵士たちに地下壕を掘らせました

この地下壕は 手掘りで決して頑強な陣地ではありませんでしたが
それでも アメリカ軍の艦砲射撃に耐えて
結果として 上陸してきたアメリカ軍のほうが大きな犠牲を払った
数少ない戦いになりました

3:
朝鮮戦争当時
彭徳懐率いる抗美援朝義勇軍は
38度線まで戦線を押し戻してから
とにかく38度線の北側に 莫大な洞窟陣地を掘らせました
結果 あのアメリカ軍が そこから1歩も前に進めなくなり
朝鮮戦争は 史上初めて
「アメリカが 何をやっても勝てなかった戦争」
になりました

ここらへんのおべんきょおをしてから本論に入ります

1:
38度線の北側には 北朝鮮軍が 1万門以上の長距離砲を並べています



全て 例の
「ペトン」
で覆われています

20センチ砲の直撃でもどうすることもできないペトンを叩こうと思ったら
同じ所に貫通爆弾を7発くらい当てるしか方法がありません

今のアメリカ軍は
7万発もの貫通爆弾を持っていませんし
それを一気に38度線の北側の北朝鮮のペトンに命中させるのに必要な空軍力も持っていません

つまり いざ戦争になったら
その時点で 38度線の南側の韓国では
駐留している米軍部隊も含めて
最悪数百万人レベルの死者が出るわけです

2:
朝鮮戦争の戦訓から
北朝鮮は 事実上全土を 地下陣地化しています

たとえば
北朝鮮の首都平壌の地下鉄は
平均的な深さが地下90メートルです

これも 事実上のペトンです

こんな縦横無尽の地下陣地を確実に破壊できる手段など
アメリカは持っていません

つまり
地上の表面を アメリカ軍が占領したとしても
北朝鮮軍は その後方の地下壕から出てきて
いくらでもアメリカ軍の兵站線をゲリラ攻撃できます

世に名高いアメリカ陸軍と言えども
連邦陸軍の正規師団は十数個師団に過ぎず
あとは全部州兵です

イラク戦争の後 イラクに駐屯したアメリカ陸軍は
基本的にみんな州兵だったのですが
彼らの装備は 正直 第二次世界大戦のころのアメリカ兵とあまり変わりません

つまり 兵站線の維持にあたる州兵を北朝鮮軍のゲリラ部隊が攻撃すると
ものすごい人数の死傷者が出ます

3:
今のアメリカは
戦場に投入している兵力の4%〜5%の死者が出た場合
国内世論が
「手を引け!!」
の大合唱になります

結論:

たしかにアメリカは
制海権も制空権も取れるし
地表を占領することもできます

しかし
その後の北朝鮮軍のゲリラ部隊相手に戦うノウハウを持っていません…


■「北朝鮮が核実験」政府断定 河野外相、米韓と協議開始
(朝日新聞デジタル - 09月03日 14:34)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4747896
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