くら寿司の新メニューは"シャリなし"!? 「糖質オフ」の新商品を食べてきた
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回転寿司チェーンの「くら寿司」で、“シャリのない寿司”、“麺のないラーメン”が登場ですか。私は「回転寿司」なる業態の外食店がどうにも苦手で、学生時代に一回行って「もうたくさん！」と思って、以降長く敬遠しております。よって、「くら寿司（正しくは「無添 くら寿司」だとか）」「スシロー」「かっぱ寿司」「はま寿司」と言った所謂大手どころは一切入ったことがなく、昨今は寿司に限らずラーメンやスイーツなどのサイドメニューの類いもベルトコンベアに乗って来ると聞くとそれだけで付いていけず、「ここはなんの店なんだ?!」となるのは必至だと思います。ましてや、そのサイドメニューの充実度もチェーン同士の競合ポイントとなり、コンビニで売られるスナック菓子に回転寿司チェーンの味噌ラーメン味（！）なるものが出現する時代となると、完全に“浦島太郎状態”と言えますね。
そんな中、「くら寿司」が寿司飯（シャリ）の代わりに大根の酢漬けを使い、全体をサンチュで巻いて食べる新メニューを出したそうですが、一見突拍子もないメニューのようでも刺身のツマに大根が使われることを考えれば、これは結構納得のいくメニューになりそうな気がしましたね。大根を5mm程度の棒状にカットし、酢をベースに砂糖、塩、醤油、ゆず胡椒をブレンドした合わせ酢で味付けしているそうで、寿司飯にはあまり使われないようなゆず胡椒を“隠し味”に大根のさっぱり感を生かしているようで、これは一度試しても良いかなと思わせるメニューだと感じましたね。
一方、“麺のないラーメン”は麺の代わりにニンジン、チンゲン菜、モヤシ、キャベツの4種の蒸し野菜をボリュームたっぷりに入れているようで、言ってみれば具がてんこ盛りの野菜スープと言え、「くら寿司」のように"7種の魚介だし"としなくても、醤油でも味噌でも塩でも、ラーメン用のスープでこの具材で家庭で試せば、結構食えるメニューになりそうな気がしましたね。
「くら寿司」ではこれらを「糖質オフシリーズ」と称し、ここ最近関心が高まっている糖質制限のニーズに対応させたそうですが、こうした形で新しいヒントを与える食い物が出てくるとなれば、回転寿司も馬鹿にはできない存在だなと思えてくるところはあると思います。
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