mixiユーザー(id:2060233)

2017年08月27日01:23

51 view

教えを引き継ぐということ

先日、営業でとある会社を訪問した帰り際のこと。
「御社ではこんな(暑い)日でもネクタイ締めるんですね?」と言われて、「いえ、私の方針です。昔、自分に営業を教えてくれた人のやり方を引き継いでます」と答えました。

改めて振り返ってみると、最初に仕事を教えてくれる人って大事ですよね。僕が20代の頃に営業の基礎を叩き込んでくれたその人(実は会社の上司ではなく、一緒に同行営業して下さっていた取引先の部長さん)の教えはとても共感できるものだったので今でも忠実に守っています。

・「遅刻するとそれだけで不利な立場から商談が始まることになるので絶対に遅刻するな」
・「商談で無理な話を振られた場合でも『出来ません』だけで終わらせるな」
・「モノを売る立場だったらどんなに暑くても背広とネクタイ付けて訪問しろ」
・「休日に人と会う時でも、初対面であれば必ず正装で」
・「やむを得ず上着を脱ぐ時は必ず相手の了解を得てから」

他にも色々ありましたが、そのスタイルを20年近く実践していたら、いつの間にかそれが当たり前になって、特に面倒とも思わなくなったんですよね。完全に身に付いたと言えるのかも知れませんね。

そう言えば、8月6日のNHKスペシャルで広島の原爆投下についてのドキュメンタリーがありました。その番組の中で妙に印象に残っているのですが、NHKのスタッフが被爆者の遺族の自宅を訪問した際、迎え入れた80代くらいの男性がちゃんとネクタイ付けてたんですよね。

ああ、昔の日本人って、たとえ退職していても、プライベートであっても、人に会う時はちゃんと正装になるんだなぁと、ちょっと感動してしまいました。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する