JR東、自転車を「折り畳まず」乗れる列車を房総で運行
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かねてから噂が取り沙汰されていたJR東日本千葉支社の「自転車を持ち込める新しいスタイルの観光車両」について、同社から正式にニュースリリースがあったようですね。平成27年、南武線の在来車両の置き換えとしてE233系8000番台の投入が210両（6両編成35本）で終了後に1本だけ残っていた同線の209系6両が青梅・五日市線のE233系6両の転入（転用改造）で置き換えられた後、大宮にあるJR東日本の車両工場（JR東日本大宮総合車両センター）に持ち込まれ、どうやら千葉支社でサイクリングトレインを走らせる構想があるらしいとの話が伝わり、どのような車両となるのか注目されていましたが、この記事とかを見ると結構大掛かりな改造となるようで、名前も"BOSO BICYCLE BASE"、略して"B.B. BASE"となったとか。
房総半島を自転車でツーリングする利用客をターゲットに電車を基点として海、山それぞれの房総各地の魅力を堪能していただこうと言うコンセプトのもと、その“基地”となるべく名付けられたこの車両は、6両編成のうち1〜3号車、5〜6号車には座席（計99席）と持ち込んだ自転車を立てて固定するスタイルのサイクルラックが設置され、4号車は片方に座席、片方に手摺を配した「フリースペース」として提供するようで、4ドアの通勤型電車の構造を上手く利用したものとなるようですね。グレーをベースにしたデザインやカラーとかもなかなか渋い感じがあり、結構目立つ存在になるのではと思います。
しかし、"B.B. BASE"なる名前で連想するのがブルースギタリスト兼歌手のB.B. Kingとか「おどるポンポコリン」のB.B.クィーンズで、そこらへんにインスパイアされたようなJ-POPの連中にありそうなネーミングと言う印象を受けますね。また、グレー系のイメージカラーはなんかEXILE一門のユニットが好みそうなイメージがあり、三代目J Soul Brothersあたりの音楽が頭に浮かぶような感じがありますね。サイクリングのイメージにマッチするのかは何とも言えない感じですが、インパクトに富む新しい列車は楽しみになると思います。千葉支社としてはかねてからトライアスロンの大会開催時などに競技用自転車を折り畳まずに乗車できるタイプの列車を年1回のペースで臨時運行しているそうで、東京サイドでは両国駅が自転車の積み込みターミナルに使え、京葉道路や東京湾アクアラインから館山自動車道経由のルートが確立した自動車にすっかり押されがちの房総半島のJRの活性化の一助になることを期待したいと思います。
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