先生、太陽って地球の回りを回ってるんですよね？

■武井咲『黒革の手帖』はなぜ成功した？　女優キャリアと重なる、悪女役のリアリティ
(リアルサウンド - 08月24日 08:22)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=169&from=diary&id=4731178
夏休みが終わり、中３の理科は、運動とエネルギー（斜面を落ちるとか）、そのあとに天体の単元になるのだが、数年に一度、タイトルに書いた質問をしてくる生徒がいて、大抵は野球部なのだが、私はすぐ否定しないで、なんでそう思うの？逆に質問する。するとまだ坊主頭の少年は、だって朝、東から太陽は昇って、夕方に西に沈みますよ！そう、確かにそう見えるね、と私は５００年まえの、イタリアのルネサンス、ガリレオの話を始めて、いかに観察することが大事かをいうのだ。手作り望遠鏡を使っての観察の結果が、どう見ても、どう考えても、目の前の出来事と矛盾する、それがもし地球が太陽の回りを回っているとすれば矛盾がない？という思いが、近代科学の出発なんだと。

マクラが長くなったのだが、武井咲のクロカワ、主演の武井咲の演技が凄いとか、彼女の代表作になると断定しているドラマ評論家、ドラマ好きの人たちは、天動説から抜け出せないもと野球部の少年と変わらない。

豪華で、ギャラが高くて、演技力に定評がある俳優たちを脇役としてずらりとラインップした、だから彼女が映えるのだ。（それと真逆なのが、過保護のカホコ、の高畑充希！彼女はドラマの弱点をすべて引き受けて、自分の存在感で見えないようにしているのだ）

女優男優の区別なく俳優はその身体の躍動感、リズムがあるかどうかで（女優なら長澤まさみのようなスタイルである必要は全くない）、、アクションやコメディができるかどうか、なのだと思うが、武井咲の場合、まだそのレベルまで行ってないのだ。確かに多くの仕事、多くのドラマや映画をこなしてきたのだが、そういう独特な魅力に欠けるのだ。

それはやはり事務所の育成方法に問題があったのだと私は思っているのだが。