金田一耕助シリーズのオマージュなんだから仕方が無いのだと思います
横溝正史のエログロの世界観をマイルドにしつつ、現代受けするような工夫を盛り込む
現代風だけどこれはいつの時代なんだという風情が出せなければ「金田一」という看板を
掲げる必要は無く、新しく世界観を立ち上げたほうがいいと思うんです
人を殺す犯人が、釣り鐘に死体を詰め込んで、更にその釣り鐘をお芝居の釣り鐘でカモフラージュしてみたり、わざわざ死体を木に逆さづりしてみたり、滝の下に死体を放置し升と漏斗(じょうご)で飾ってみたり、或いは菊人形の首を殺した人間の生首にすげ替えたり
密室殺人事件を演出し仮想犯人三本指の男をでっち上げ自殺を他殺に見せたり
生首をシャンデリアに吊して首の下に短冊を下げて風鈴みたいにするだの
そんな世界観を引き継いで醸し出すんだから、そりゃぁ突っ込みどころは増えます
お話しとしての面白さで無く、リアルさを読みたけりゃ、佐々敦行氏の本でも読んでりゃいいんです。
猟奇殺人も起きませんが、組織社会の嫌な面が読めて別の意味で面白いかも知れません
冗談はともかく
金田一少年の崇拝するじっちゃん、金田一耕助はたまに犯人の自殺を見殺しにする場合がありますからね
やむにやまれぬ事情で殺人を重ねた犯人など、たまーに自殺するのをみすみす見逃して
自殺させてますからね
なかなか独特の探偵さんですわな
トリックの実行が大変すぎる…… 金田一に暴かれた犯人視点のスピンオフ漫画「犯人たちの事件簿」のツッコミが鋭い
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=4723329
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