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2017年08月15日23:59

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戦後生まれが戦中に思いを馳せる時。

戦没者追悼式 戦後生まれ最多
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4717830

私はバリバリ戦後生まれの戦後育ちですが、祖母が戦前生まれだったので子供の頃に戦中の話をよく聞きました。個人的に一番興味を持ったのが当時の流行歌(歌謡曲)で、所謂古い概念での"懐メロ"と呼ばれる音楽ジャンルです。古い概念と申しますのは、今となってはこれらの音楽をリアルタイムで聴いていた、今現在耳にした際に"懐かしい"と感じる世代が、年齢的な理由もあってどんどん少なくなっているからです。ここに挙げたのは太平洋戦争より少し前の日華事変の頃のレコードで、普通に店頭で販売されていました楽譜

戦中の歌や映画なんて、それこそ暗くて重苦しいのばかりじゃないのかと思われがちですが、其れは無理もありません。何せ北朝鮮と云う国を挙げて統制している国家があってその実情が漏れ伝わって来ている訳ですから…。では戦時下の日本はどうだったかと言えば、食料難や検閲はあったものの、あれ程に窮屈だった訳ではなく普通に娯楽もありました。歌だって、それこそ今のヒット曲を聴く感覚で大衆に親しまれてまして、時局をテーマにした歌も多いに歌われました。それらは今も復刻されて市場にあり、リアルタイムで知らない層にも着実にファンを増やしています。此れを機に色々と探るのも一興かと思いますスマイル

国民の戦争に対する感情も開戦時と終戦時では違うでしょうし、まして満州事変の頃なんぞは、戦況のニュースで「●●を占領、敵数個師団殲滅せり」だなんて報道を聞いた時の国民感情は、オリンピックで誰々が金メダルを獲得した時の喜びと大差なかったように思います。不謹慎な言い方かも知れませんが、悲しみもあれば喜びもあった訳で戦争のある一面だけ捉えて、そこの部分だけを執拗にどうのこうの…と云うのも本当に正しいのかなと思うんですね。当時の歌を聴き、映画などを見て見ると現在変わらない姿が見え隠れします

戦争中の流行歌や軍歌については、辻田真佐憲氏(1984~)と云う方の著書が非常にお勧めです。懐古主義とは一線を画す、プロパガンダ的、乃至は学術的な側面から検証しているという点で、もっとも現代に即した資料であると思います本4


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