君の名は。吉野の高山ラーメン

今更ながら、ローソン限定日清食品『君の名は。』吉野の高山ラーメンを実食してみた。
ローソンのサイトに専用ページが存在していたみたいだけど、何故か現在のところはそのページが見られなくなっているようだ。

日清食品 君の名は。吉野の高山ラーメン 【ローソン限定商品】. 劇中で登場した高山のラーメン屋をモチーフにしたオリジナルカップ麺です。鶏ガラをメインに、魚介をきかせた醤油ラーメン。 ローソン標準価格: 229円(税込); カロリー: 408kcal ...
www.lawson.co.jp/recommend/original/detail/1306104_1996.html

パッケの正面には作品ビジュアルとしての1枚、すれ違う瀧と三葉の様子が描かれていた。
映画『君の名は。』とのコラボ商品は、映画で登場した架空のラーメン店『高山ラーメン 吉野』のラーメンを再現したと言う事になっているもの。
わざわざ架空のラーメンを再現させると言う趣旨はどうなのか？
これに関してはあくまで話題と言うかネタなのかも、と感じた次第である。

実際にこのラーメン店は存在しないので完全な高山ラーメンを再現した、と言うのではなくあくまでイメージ的な内容であった。
この吉野という架空のラーメン店が映画の中でどんな位置付けで語られているのかは、作品を鑑賞された方ならば瀧の謎解きに一石を投じた主人がおり、親切に2度も糸守に車で送ってくれた優しいご主人であったなぁと。







ネギ風味感が盛りだくさん、そして蓋の裏に記載された『お前は誰だ？』の文字の演出。
瀧のメッセージがツボらしい、新海監督もこれには気に入ったとか(・ω・)

お味はスープには鶏ガラをメインに、魚介をきかせた醤油味、どことなく後味はちょっと印象に残る後味で意外と美味しかった。
ただ、これは実際に高山へ行った時に食べた高山ラーメンの再現をしたものではなく、このカップ麺で本場の高山ラーメンの再現どころか、特徴を見出す事は不可能である。

詰まるところ、『君の名は。』をきちんと鑑賞した作品ファンが作品に浸るために食べるものである事は間違いない、と思っていたものの…

これを食べてからやっぱり作品に対してのパロディのように感じてしまうのは何故なんだろうw
ラーメンそのものの価格は安いと言えるものでもなく、そんな訳ではないが『君の名は。』に思い入れがあるかどうかで評価が変わるかなぁという一品だった。

（おわり）


＊本場の高山ラーメン実食レポ（2012.06頃）


先のカップ麺を食べてから本場の高山ラーメンを食べてきた事を思い出してしまった。
『縮れのある細麺と醤油ベースのスープ。懐かしさも感じられ』との評価もあるようだが、僕が食べた2件のうち1件だけ、過去に実食レポを綴っていた事があったので、この機会に再掲する事にした。
なお2012年に高山へ行っていたのは言うまでもなく、『氷菓』の舞台訪問のためであったw

弥生橋のそばにある『やよいそば』だ、だじゃれか（汗
http://www.yayoi841.com/


そばと言ってもラーメン店である。
高山は地場のラーメン店がかなりあり、所謂ご当地ラーメンとして完成された土地柄である。
ちぢれの強い極細麺、あっさりした澄んだスープ、高山ラーメンの特徴である。

店に入るとまるでカツオだしのような匂いが、まるで和食だった。
まるで本当のそば屋に来たような感覚になる。
なお、薬味にはコショウの他に七味まであった。

オーダーして程なく提供された、時間にして約1，2分だったか。
ライスを頼むと漬け物も付いて来た。
あっさりとして美味しかった
こう言う些細な気配りのあるお店っていいね。

それは麺が細いだけに当たり前なのかも知れないけど（いつもは太い麺を好むので
麺は縮れておりスープがよく絡む、歯ごたえもある
これは自分にとっては珍しい体験と食感だった。

『やよいそば』は2店舗あって、写されていたのは『角店』と言う支店
本店は歩いてすぐそばにある。
http://r.tabelog.com/gifu/A2104/A210401/21000226/
（食べログ）

最初に口にした印象はラーメンではなく『そば』を食べているかのような印象だった。
これまで色々なラーメンを食べてきたと自負しているが、あれだけは『ラーメン』と言うより別の食べ物を食べているのでは？という錯覚が未だに残っている。