金儲けの戦争はもうできないんだが。

■長崎、亡骸と立つ少女は私　被爆翌日「涙も出なかった」
(朝日新聞デジタル - 08月09日 08:09)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4708959

戦争は儲かると思ってる旧い感覚の人ってまだいるんですなぁ。そらまあ、アフリカとか中東みたいに代理戦争みたいな感じで資源売ってある程度の武器購入して人だけ殺すような戦争しとればまだ儲けることが可能かもしれませんが、大規模戦争して儲けるってアメリカでもロシアでも無理なんですけどねぇ…。中国なら人命タダで計算可能かもしれんので、もしかしたら中国は儲ける戦争が可能かもしれんですが。

近代戦は敵国力を減損させるのが目的なので、基本として長崎みたいな殲滅戦になってゆく。そのために敵国の人的資源やインフラを温存することができず、戦争勝利後に資源でもない限り、手に入るのは荒廃した敵国と自国の膨大な借金。
　比較的成功と言われるUSAの湾岸戦争ですら、日本の100億ドルに及ぶ資金提供がなければ遂行不可能だったわけで、自国でこれらを賄って戦争して儲けるのがどれだけ難しいことか。

あと、割と勘違いされてるんだけども、AK47みたいなどこででも売れる兵器はともかく、日本国内仕様の兵器は余ってもいいことないので、平時から大量生産してストック品というわけにいかない。戦争が始まったらキチガイのような増産を要求されるけど、それ対応の船ドックにせよ戦車製造ラインにせよ、物凄い投資がないといけない。で、戦争が終わればそんな生産能力は要らんので全部廃棄になるわけで、一見売り上げ高が伸びるように見えても、実際は儲け率が上がらないんだよね＞戦時大量発注
＃むしろ、戦時に大量発注されてなお儲かるのは半分日用品に足突っ込んでる製品のほうじゃないかな…？

戦争は回避したいし、回避不能ならできるだけ小さな局地戦を効果的に行って終わりにするよう話を作りたいものだ。北朝鮮は何を考えて現状の緊張状態を作り出しているのかよくわからんけど、自分の子供たちが戦争に駆り出されるような状態にはしたくないな…。