8月6日

きのう8月5日、四谷天窓.comfortでのLIVEも無事終了いたしました。

8月5日。
曇り空ですが、蒸し暑い日でした。

毎年8月になると「平和の祈りをこめて」というテーマで歌わせていただいています。
祈りといっても、主義や主張や、そんな大それたものではなく、
戦争について伝えきいたこと、その中から浮かんできた風景を、
そのまま歌にしています。
そして、聴いたかたは、
歌の中から、その人なりの風景を描いてくれたらいいな、と思っています。
そこらへんは、ほかの歌と変わりありません。

夕暮れの空に舞い上がる鳩、鳴り響く鐘、
廃墟の街を線路に沿って歩いていく少年、
そんな景色です。

そういう歌を作るようになった背景は、
やっぱり子供のころ、広島で過ごしたことがある、というのが大きいのでしょう。
広島では（もちろん長崎もですが）今でも原子爆弾というものが、
少なくともほかの場所よりはずっと身近にあります。

＜うたった歌＞

　　野焼き
　　慰霊祭
　　しずめのさくら
　　命
　　Dear Love
　　太陽の子

重い内容の歌ばかりでしたが、
聴いてくださったみなさん、どうもありがとうございました。


そして今日、8月6日、
ひさしぶりに青空の広がった日曜日、
ほとんどいちにちうちで過ごしてました。

ようやくエアコンの修理屋さんが来てくれたのです☆
今までも、もう1台のエアコンが稼働してる和室があったんですが、
メイさんはなぜか和室が大嫌いで、なかなか入ってくれず、
日がなエアコンの動かない、暑い暑いやまねこの部屋で過ごしてたのです。
これで快適になってくれるといいんだけど。



今は夕暮れ時が来て、西の空がほのかに赤く染まってます。




「黙祷！」って号令かけられるのとか、好きじゃないんです。
「命令されてすることに、なんの意味がある？」とか思っちゃうんです。
それより、ふと思いだしたときに、1秒でも目を閉じることのほうが、
ずっと意味があるような気がするんです。
思いだすだけだっていいと思うんです。
たとえばそれが8月6日でなくたって。

じぶんだけの慰霊祭があっていい。
そんなふうに思うんです。



次回のLIVEは、8月11日。
終戦の日が近づきます。
きのうのLIVEともすこし違った方向から、
平和の祈りを歌わせていただきます。

8.11(Fri.祝)
御茶ノ水KAKADO → http://www.kakado.jp/
Open12:10/Start12:30/Charge\2,000+1D

お会いできますように。