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2017年08月06日09:04

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ザ・マミー 呪われた砂漠の王女(The Mummy)

 

古代エジプト。次期女王の座が約束されていた王女アマネットは、強く美しい女性だった。しかしファラオに息子が生まれ、王女への即位は絶望的に。激怒したアマネットは魔術を用いて死の神セトと契約を交わし愛人を使ってセト神を蘇らせる儀式を行うが、その最中に捕らえられる。生きながらミイラにされる刑を宣告されるアマネット。その肉体は棺に封印され、エジプトから遠く離れたメソポタミアの地に封印された……。

所変わって現代の中東。米軍の偵察要員でありながら盗掘の常習犯であるニックは女性考古学者ジェニーから盗んだ宝の地図で、巨大な地下空間に埋められた謎の棺を発見。追いついてきたジェニーと口論になるも、ニックは棺をつなぎとめていたチェーンを破壊。棺は調査のためイギリスへと移送される。しかし輸送機がロンドン郊外に墜落。即死したはずのニックはなぜか無傷で復活する。脳裏に浮かぶ美女に導かれ、棺を探すニック。その棺の中に封印されていたのは、復讐に燃える王女アマネットであった。(exciteニュースより)







 ハリウッドもよっぽど映画になるネタがないんですねぇ。同じ話を何度映画化するんですか。私は「ハムナプトラ」の1と2を見たクチです。さすがに3になると(確かリー・リンチェが出てたと思うのですが)、予告を見ただけで「もうええわ」と思ってしまった記憶です。おおかたトム・クルーズのバージョンも連作になるのでしょうね。

しかしながら、ブレンダン・フレイザーとレイチェル・ワイズの前シリーズより、お話がわかりやすかったように思います。前のは、当時の斬新な視覚的効果に圧倒されて、結局何の話だったかよくわからなかったので(私がバカだっただけかもしれませんが)。ザ・ロック演じる強そうな将軍がまゆげを片方上げた、とか、ブレンダンとレイチェルが何かと言えば見つめ合ってキスしてたとか(子供の前でも!)。そして息子に「おい!たいがいにしろよ」と言われてたとか。本筋に関係ないことばっか覚えてる私って、本当にバカだわ。

ともかく、お話は上にある通りです。王女アマネットを演じるのはソフィア・ブテラ。相変わらず美しい。王の血を引き、文武両道だったのに、諦めた頃に息子が生まれた王は、娘には見向きもしなくなります。女だって言うだけなのに。太古の昔も今も、根本は同じなんですね。で、おとなしくしていればよかったのでしょうが、腹の虫が収まらなかったソフィア・ブテラは、死の神セトと契約してしまいます。しかし、謀反は早々にバレ、封印されてしまうハメに。それを解いてしまったのが、現代に生きるやや姑息な男、トム・クルーズです。時代を違え、生き返ってしまったソフィアは、野望を達成するためにトムに憑依し操ります。そのため、トムちんは飛行機ごと墜落しても無傷だったりするのです。おもしろい!

しかしながら、この王女をなんとかしないと現代もめちゃくちゃになってしまいます。ここで「プロディジウム」なる組織が出てきます。映画のちらしによると”この世に存在する悪を識別、分析、拘束、破壊するために作られた秘密組織”なんだそうです。モンスターを”科学”として扱い、隠し施設をロンドン自然史博物館の地下に持ちます。取り仕切るのは、天才博士ヘンリー・ジキル(ラッセル・クロウ)です。え?ジキル博士?って思いますよね、私も思いました。そうなんです、そして彼がこれから始まる「ダーク・ユニバース」プロジェクトを繋ぐのだそうです。楽しみですねぇ。

美人の考古学者も常にトムちんにまとわりついてるし、王女もトムちんに取り憑いてるし、トムの一人ハーレム状態(と言っても女性は2人だけど)、男性には不快な映画かもしれませんね(笑)。

豪快なアクションと「ハムナプトラ」ばりの”虫ワラワラ出てくる状態”は健在で、アクションなんかは息つく暇もないほど次々に派手な場面が展開します。でも、個人的には、もうこれだけのアクションはトムちんにはイタい感じがしました。いくら男前でも、もう顔にはそれ相応のしわもあるし、もう随分大人の男の顔をしています。まだまだやる気満々なんでしょうけれど、これが3作とか続くのは、個人的にはどうかなぁ、と思いました。

ま、ダーク・ユニバース全体ではバランスがとれているのかもしれませんけれど。その取っかかりとしては、見ておかなければならない作品だと思います。

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