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2017年08月03日19:51

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この世を鍋パーティーと見たら

この世を鍋パーティーと見たら。

久し振りの投稿で早速、食べ物の話です。
まずは「天国と地獄の長い箸」の寓話を、天下泰平さんのブログより抜粋。
http://tenkataihei.xxxblog.jp/archives/51831984.html
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むかし、ある男がえんま大王様に会いに行き、天国と地獄というのは、どういう世界なのかを聞きました。
すると、えんま大王様は、男に、天国のようすと地獄のようすをそれぞれ見せてくれました。

まず地獄では、ちょうど食事の時間だったので、人々が、ながーいはしを持って大きいなべの前にあつまっていました。
この地獄では、ながーいはしで食事をしなければならない決まりなのです。
人々はながーいはしで、なべの中のごちそうをとって食べようとするのですが、あまりにながーいので、どうしても自分の口にごちそうがとどきません。
それでみんな、何も食べられずおなかをすかせ、やせこけて、他の人の食べ物を横取りしようとしてけんかばかりしていました。

えんま様は、次に天国を見せてくれました。
天国も食事の時間でしたので、人々は、地獄のと同じ、ながーいはしをもって、地獄のと同じ、大きいなべの前にあつまっていました。
天国でも、ながーいはしで食事をしなければならない決まりなのです。
天国の人々は、おだやかな顔をして楽しそうにごちそうを食べていました。
ながーいはしで、おたがいに仲良く他の人とごちそうを分けあっているのです。

こうして地獄にいる人々は自分のことばかり考えているために、いつまでもけんかをして何も食べられず、天国の人々はおたがいを思いやっているので仲良くくらせるのだ、とえんま大王様が教えてくれました。
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抜粋ここまで。

まず目を引いたのは最初から鍋が用意されている点で、料理は私達の持ち出しでは無いのです。料理に当たるのが才能だったり知識だったり教養だったり資産だったり名声だったり地位だったりするのでしょうが、70億人いれば70億通りの具材、他人様に与えられる何かを持っていると言えます。

物質世界では所有物を与えると減る気がしてなかなか手放せませんが、実際は既に用意されている鍋の中身を掬っているだけで、決して損をしてる訳では無いのです。転生前に備えて来た具材を、3次元世界の皆で煮込んでいるだけです。

自分だけの財産、自分だけの貯金、自分だけの名声、自分だけのレアポケモン、誰にも渡すまいとして周りの邪魔をすれば鍋はひっくり返り、中身は飛び散り、滑って転倒して怒り出し、癇癪を起こして箸で殴り合っている場合では無いのです。
このシーンだけでも映画になりそうですが、食べ物で遊んではいけませんので、ここはCG使いの皆さんに活躍の場を譲るとして、9日間の断食をした事で食べ物への感謝と執着が一層増した水沢魁蓮のつぶやきなのでした。
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